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論文

Long-term variations in $$^{129}$$I seawater concentrations off Fukushima and potential of 129I as an oceanographic tracer for ALPS-treated water

鈴木 崇史; 乙坂 重嘉*; 高田 兵衛*; 桑原 潤; 中西 貴宏; 池之上 翼

Environmental Science & Technology, 60(17), p.13123 - 13131, 2026/05

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Engineering, Environmental)

2011年の福島第一原子力発電所事故及び2023年からのALPS処理水海洋放出を通じて、長寿命の放射性核種である$$^{129}$$Iが海洋環境中に放出された。海水中の$$^{129}$$I濃度の長期的な変動や海洋トレーサーとしての可能性を調べるため、2012年から2024年にかけて福島沖の海水中の$$^{129}$$I濃度を測定した。その結果、2013年に福島第一原子力発電所に最も近い観測点で最高濃度445$$times$$10$$^{-8}$$ Bq/Lを観測し、その後は時間とともに減少していた。またALPS処理水の放出後の2024年の観測では$$^{129}$$I/$$^{137}$$Cs比の高い海水を観測した。これらの結果から、$$^{129}$$I/$$^{137}$$Cs比は複雑な海洋循環域における有効な海洋トレーサーとなる可能性が高いことが示唆された。

口頭

Distribution of iodine-129 in the Japan Sea and the Bering Sea; Oceanographic insights

鈴木 崇史; 乙坂 重嘉*; 桑原 潤; 西岡 純*

no journal, , 

$$^{129}$$Iの海洋トレーサーとしての利用可能性を評価するために、日本海及びベーリング海における海水中の$$^{129}$$I濃度を測定した。日本海における表層海水中の$$^{129}$$I濃度はベーリング海におけるそれよりも高かった。これは大気中での$$^{129}$$Iの輸送パターンを反映していると考えられる。$$^{129}$$Iの鉛直分布は深さと共に減少し、日本海では底層水にまで人為起源$$^{129}$$Iが到達していることが観測された。総インベントリは日本海で高く、これは日本海の海水循環構造や海底地形の制限によるものと考えられる。さらに、日本海底層水のTurn Over Timeは$$^{129}$$I濃度から200-520年と推定され、海洋循環のトレーサーとして有用であることが示された。

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