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論文

原子力機構高崎放射性核種観測所における希ガス観測; CTBTOによる認証

山本 洋一

Isotope News, (736), p.31 - 33, 2015/08

包括的核実験禁止条約(CTBT)に係る高崎放射性核種観測所は、日本原子力研究開発機構の高崎量子応用研究所内にあり、認証前の試験運用を2007年から開始し、放射性希ガス(キセノン)の観測を行ってきた。高崎観測所の希ガスシステムはCTBT機関によって2014年12月19日に認証された。放射性キセノンの監視は特に地下核実験の探知に重要な役割を果たすことが期待されている。高崎観測所は2013年4月に通常の濃度変動範囲を超える複数の放射性キセノン同位体を同時検出した。この異常事象は同年2月に北朝鮮により宣言された核実験に由来するものと同定された。高崎観測所はアジア地域の東端に位置するため、偏西風によって運ばれてくる放射性核種の観測において国際的に重要な拠点となっている。

口頭

CTBT検証制度における希ガス挙動に関する研究; むつ市における国際希ガス共同観測

木島 佑一; 井上 尚子; 山本 洋一; 小田 哲三

no journal, , 

包括的核実験禁止条約(CTBT)にかかわる国際検証体制の一環として、地球規模での放射性希ガス(キセノン)観測に関する実験(INGE: International Noble Gas Experiment)が行われている。日本及びその周辺には放射性キセノンの放出源である原子炉や医療機関が多数あり、地下核実験の検知のためにはこれらの通常のバックグラウンド挙動の把握が重要である。本共同観測は米国パシフィックノースウェスト国立研究所(PNNL)との共同研究として実施している。大気輸送モデルによるシミュレーション結果及び現地調査に基づいて青森県むつ市を選定し、PNNLが開発した高感度の移動型希ガス観測装置を設置して、日本及びその周辺の希ガス挙動調査のための測定を開始した。本論文では、その概要とこれまでの測定結果について報告する。

口頭

SAUNA system upgrade for certification of the Takasaki IMS station

冨田 豊; 熊田 政弘; 若林 修二; 木島 佑一; 山本 洋一; 小田 哲三

no journal, , 

A SAUNA system was installed for monitoring of radioxenon at the Takasaki IMS station (JPX38) in Japan in December, 2006. The test operation had been performed from 2007 to 2014, and valuable monitoring data and operation and maintenance experiences were obtained. Though the CTBTO planned to start system upgrade of the JPX38 for certification in April, 2013, the upgrade plan was postponed since JPX38 detected radioxenon isotopes early in April, 2013, which were derived from the third nuclear test announced by North Korea. To prevent missing data during the period of upgrade, the TXL was installed near JPX38 as an alternative measurement system and started to operate in January, 2014. The JPX38 upgrade was carried out from January to April, 2014 to replace some parts with new ones and to implement some new functions. Stability and reliability of the JPX38 are definitely increased by these improvements. JPX38 obtained the certification on December 19, 2014.

口頭

ATM analysis of the DPRK 2016 event and the potentially relevant Level C episode at the Takasaki station

山本 洋一; 木島 佑一; 小田 哲三

no journal, , 

日本のNDC-2は北朝鮮2016事象に関連して大気輸送モデルによる仮想的な放射性プルームの動きを推定した。シミュレーションは放射性核種の同時放出と遅延放出の2つの仮定で行われた。NDC-2はこのシミュレーション結果に基づき、どのIMS放射性核種観測所を監視すべきかを決定した。監視の結果、2016年1月に選定した観測所から得られたIMSデータからは核爆発由来の放射性核種は検出されなかった。しかし、2月中旬に高崎観測所で通常のバックグラウンド濃度を超える高い放射能濃度のXe-133が5回検出された。NDC-2はATMバックトラキングシミュレーションにより、Xe-133の放出源の位置を推定した。発表では、NDC-2でのATM解析と解析結果に関して報告する。

口頭

High density configuration experiment of noble gas measurement systems in Japan

Beziat, G.*; Kalinowski, M.*; 井上 尚子; Kusmierczyk-Michulec, J.*; Bar$'e$, J.*; Gheddou, A.*; Bourgouin, P.*; 山本 洋一; 冨田 豊

no journal, , 

2018年初めに、2つの移動型希ガス測定システムが日本の幌延とむつに設置され、測定を開始した。これにより、2019年春に日本の福岡に設置予定の3番目の移動型システムと、高崎観測所RN38で稼働するIMS希ガスシステムとともに、希ガス測定システムの高密度配置を構成している。この配置の目的は、ユーラシア大陸全域からの既知の放出源の寄与をよりよく理解するための方法を開発およびテストするために使用される検出のデータベースを作成することである。これらの放出源からの寄与は、IMS観測所RN38で頻繁に観測されている。高密度配置は、ソースロケーションアルゴリズムをテストおよび最適化し、特に高崎観測所でのレベルC事象をよりよく理解するための枠組みを提供する。この実験で使用される3つの移動型希ガス測定システムとその運用は、外部から資金提供されている。この実験の計画期間は2年である。

口頭

Argon-37 variability in the low troposphere

Purtschert, R.*; Kalinowski, M.*; Riedmann, R.*; Fontaine-Lagrand, J.-E.*; Kusmierczyk-Michulec, J.*; Gheddou, A.*; Bourgouin, P.*; 冨田 豊

no journal, , 

アルゴン37($$^{37}$$Ar)は対流圏上層において中性子捕獲による$$^{40}$$Ar(n,4n)$$^{37}$$Ar, $$^{36}$$Ar(n,$$gamma$$)$$^{37}$$Arによって生成する。混合された対流圏中のアルゴン37の自然均衡濃度は約0.5-1mBq/m$$^{3}$$である。この値は、OSI(現地査察)における大気中のアルゴン37の濃度を用いた風下方向の探査領域を絞り込むためのバックグランド値として定義しても差し支えない。長期間に渡る大気中のアルゴン37の放射能濃度の調査のために、日本の高崎に設置されたCTBTOのIMS放射性核種監視観測所の近隣で大気試料が採取された。2016年から2018年の間に105個の大気試料がアルゴン37の放射能濃度分析のために採取されたが、10mBq/m$$^{3}$$を超えたものはなかった。

口頭

Operation of IMS radionuclide stations in Japan

冨田 豊; 木島 佑一; 古野 朗子; 山本 洋一

no journal, , 

日本原子力研究開発機構(JAEA)は、国際監視システム(IMS)のための高崎放射性核種観測所(RN38)及び沖縄放射性核種観測所(RN37)の二つの放射性核種観測所を運用している。RN38は2002年に量子科学技術研究開発機構高崎量子応用研究所内に建設された。RN38では、RASA(Radionuclide Aerosol Sampler/Analyzer)とSwedish Automatic Unit for Noble Gasを用いて、それぞれ粒子状放射性核種と放射性キセノンガスの放射能を測定している。RN38のSAUNAが、2013年の第3回北朝鮮核実験に関連した放射性キセノンを検出したことは特筆に値する。RN37は2006年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)沖縄宇宙通信所の改装した施設内に設置された。RN37ではRASAを用いて粒子状放射性核種の放射能のみを測定している。JAEAはこれらの活動を通してCTBT(包括的核実験禁止条約)国際検証体制に貢献している。放射性核種監視観測所の運用及びいくつかの観測結果について報告する。

口頭

Operation and maintenance of Japanese RN stations under the COVID-19 related restrictions

冨田 豊; 古野 朗子; 山本 洋一

no journal, , 

コロナ禍において、RN37とRN38の放射性物質観測所の運用保守に様々な制限が課せられている。この課題を克服するために、原子力機構がPTS, RASAとSAUNAのメーカー、そして現地の事業者とどのように協力したかを報告する。

口頭

Operation of the Tokai Radionuclide Laboratory

栗原 寿幸; 山本 洋一; 古野 朗子; 冨田 豊

no journal, , 

原子力機構は、包括的核実験禁止条約(CTBT)に係る国際監視制度(IMS)の一環として、東海放射性核種観測所(RL11)の運用を実施している。RL11は2006年に認証を受け、本格的な運用を開始した。放射性核種実験施設は、IMS放射性核種監視観測所で得られた大気捕集試料に含まれる粒子状放射性核種の詳細分析を実施し、CTBTOに分析結果を報告している。CTBTOは、放射性核種実験施設による詳細分析の結果から、IMS放射性核種監視観測所のデータの品質を管理している。認証以降、RL11では300件以上の試料の詳細分析を実施した。2020年1月、RL11は高純度ゲルマニウム半導体検出器の経年劣化が進行したため分析システムを更新した。新分析システム導入にあたっての課題は、放射性核種監視観測所から送付される形状の違う6種類の試料について検出効率を定めることであった。検出効率は試料の形状を基にソフトウェアを用いて算出し、既知濃度の線源を用いた測定結果から、正確な値に近づけるように検出器ジオメトリの修正を行った。また、X線の干渉による放射能算出の誤差を防ぐために、銅板付きエンドキャップを導入した。CTBTOは放射性核種実験施設での分析の品質保証の一環として、年に一度国際技能試験(PTE)を実施している。PTEでは、試験用に準備された未知試料の詳細分析を実施し、分析結果をCTBTOに報告する。2021年4月に新分析システムでPTE2021に参加し、全ての審査項目に合格して最高評価を獲得した。本発表では、CTBT検証体制における東海放射性核種実験施設(RL11)の活動概要及び新分析システムの導入について報告する。

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