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山本 和典; 田口 富嗣; 花田 幸太郎*; 大澤 映二*; 稲熊 正康*; Livramento, V.*; Correia, J, B.*; 正法地 延光*
Diamond and Related Materials, 16(12), p.2058 - 2062, 2007/12
被引用回数:6 パーセンタイル:31.38(Materials Science, Multidisciplinary)ナノカーボンは現在でも多くの科学者達の興味を引きつけており、透過型電子顕微鏡(TEM)による研究の格好のテーマとなっている。本発表では、銅とナノダイヤモンドのメカニカルアロイング生成物,煤から生成するナノダイヤモンド,マイクロビーズミリングにより生成するカーボンナノシリンダーをテーマに選び、それらの研究・開発において、決定的な重要性を持つと思われるナノカーボンのTEM像を示す。特に、ナノダイヤモンドに重点を置いて発表を行う。
山野井 亮子*; 佐々木 修一*; 大澤 映二*; 楢本 洋*; 境 誠司; 小野田 忍; 大島 武
no journal, ,
ナノダイヤモンドコロイド分散水溶液に2MeVで1mAの電子線を直接照射し、ナノオニオンの作製に取り組んだ。電子線を照射した後、透過型電子線顕微鏡にて沈殿物を解析したところ、ナノダイヤモンドが完全にナノオニオンに変換されておらず、非結晶の炭素からなるコアと、それを取り囲むオニオン層が形成されていることが分かった。高エネルギー電子線によってダイヤモンド結晶が破壊され無定形化し、表面から内側に向かってオニオン状に黒鉛転移が進行したものと考えられる。この時点で粒子は凝集、沈降し転移は事実上中断されたものの、溶液照射時の撹拌が功を奏し、融合することなくオニオン前駆段階へ到達することに成功した。