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飯島 進; 岡嶋 成晃; 三田 敏男*; 大部 誠; 大杉 俊隆; 小圷 龍男; 向山 武彦; 大野 秋男; 早瀬 保*; 佐藤 邦雄; et al.
JAERI-M 85-045, 136 Pages, 1985/04
FCA XII-1集合体は軸方向非均質炉心模擬実験計画における2番目の炉心である。測定項目は臨界性、Naボイドワース、サンプルワース、反応率分布、ドップラーワースB制御棒ワースおよび線発熱であり、軸方向核特性全般について実験した。以上は標準炉心での測定であり、続いてBC模擬制御棒挿入体系での測定を行った。実験結果は核データとしてJENDL-2を用い、原研の標準的核特性計算手法を用いて解析を行ない、軸方向非均質炉心の核特性計算における核データと計算手法について検討した。
飯島 進; 三田 敏男*; 岡嶋 成晃; 中野 正文
JAERI-M 84-076, 55 Pages, 1984/03
大型軸方向非均質炉心の核特性研究を目的として、一連の臨界実験をFCAにおいて開始した。選定したFCA集合体において得られる炉物理的特性は着目する軸方向非均質炉心の特性を比較的よく再現できていると考えられる。本実験計画はFCA XI、XII、XIII合体を用いて実施する予定である。本実験計画の最初の炉心FCA X1-2は1984年2月初めに帰界に達した。この炉心での実験結果を以前FCAVIII-3において行なった原形炉規模の軸方向非均質炉心の実験結果と比較することにより、炉心規模の相違が炉物理学的特性に与える効果を明らかにすることができる。本報告書では、実験計画選定のための予備計算結果と選定集合体の概要を報告すると共に、FCAX1-2集合体特性試験結果についても報告する。
菊池 康之
JAERI-M 83-236, 81 Pages, 1984/01
CmとCmの中性子核データを評価した。評価した量は、全断面積、弾性・非弾性散乱、核分裂、捕獲、(n,2n)、(n、3n)、(n、4n)反応の各断面積、分離・非分離共鳴パラメータ、放出中性子の角度およびエネルギー分布、核分裂当りの平均放出中性子数である。核分裂断面積は主として実験値に基いて評価した。他の断面積は実験値が乏しいので、光学・統計模型により計算した。この模型計算についても議論を行った。
中川 庸雄; 五十嵐 信一
JAERI-M 8903, 72 Pages, 1980/06
AmとAmの中性子核データを10eVから20MeVの中性子エネルギー範囲で評価した。Amに対しては3.5eV以下を共鳴領域とした。核分裂断面積は1.5KeV以下ではスプライン関数で、またそれ以上では半経験式を用いて測定データを再現した。その他の断面積については1.5KeV以下では核分裂断面積からの測定値を、1.5KeV以上では光学模型と統計模型での計算値を採用した。Amに対しては0.225eV以下を1/領域とし、0.225eV以上では光学模型と統計模型での計算値を採った。核分裂断面積はAmからの類推で求めた。断面積データの他に中性子の角分布データとも評価した。結果はF/Bフォーマットでファイル化した。
斎藤 伸三; 渡辺 輝夫; 山下 義昭*; 大友 正一
JAERI-M 8865, 44 Pages, 1980/05
熱中性子炉への利用を目的としたプルトニウム-ウラン混合酸化物燃料の反応度事故時の挙動をNSRRを用い動燃事業団と共同で研究する計画が進められている。本報は本実験計画の内容及び54年度に行なった核計算及び予備実験結果、実験物開発状況、所内安全審査説明資料等に関しまとめたものである。
高野 秀機; 長谷川 明; 中川 正幸; 石黒 幸雄; 桂木 学
JAERI 1255, 200 Pages, 1978/03
原版JAERI-Fast setの大幅な改訂を、高速臨界集合体にするベンチマーク・テスト、最小自乗法による断面積修正法及び最近の核データ評価に基づいて行った。この改訂版セットの各称をJAERI-Fast set Version II(JFS-V-II)という。原版のセットに対して改訂した主要な点は以下のようである。(1)U、U、Puの断面積が最小自乗法を用いて1、4MeVから3、6KeVのエネルギー領域において修正された。(2)U、U、Pu、とPuの共鳴パラメータの評価を行い無限希釈断面積と自己遮蔽因子を計算した。共鳴領域のエネルギー上界がUに対しては21、5KeVから100KeVに、Puに対しては10KeVから21、5KeVに拡張された。(3)U in及び分裂スペクトル、軽中重核の核データがベンチマーク、テストの結果に基づいて改訂された。
五十嵐 信一
JAERI-M 6221, 26 Pages, 1975/08
Am-241の1KeVから15MeVまでの核反応断面積の評価を行い評価データを得た。Am-241の測定データは極めて少く、核分裂断面積を除いては全くと言って良い程、測定値がない。今回の評価においては、核分裂断面積の測定値を再現する半経験式を求め、それにより評価値を求め、他の反応断面積はすべて理論的推定により求めた。この仕事は動燃事業団との契約により行った。