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論文

廃止措置中にある原子力発電所の職員の世代継承性に関する特性分析

Zhao, Q.*; 樽田 泰宜; 小林 重人*; 橋本 敬*

知識共創(インターネット), 9, p.III 1_1 - III 1_9, 2019/06

近年の技術発展の加速によって既存の知識の陳腐化が加速しており、そうした知識を他の人に継承できなくなることで、世代継承性が低下する怖れがある。本研究の目的は、知識継承ができなくなることによる世代継承性への影響と知識継承行動との関係を明らかにし、さらにそれらと相関する要因を明らかにすることである。そのための方法として廃止措置中にある原子力発電所の職員を対象に、調査票調査を実施した。主な結果として、(1)運転経験の有無によって世代継承性,有能感,知識継承行動の得点に有意差がないこと、(2)運転経験の有無に関わらず有能感,知識継承行動と世代継承性の得点の間に正の相関があったことの2点が明らかとなった。以上の結果から運転経験がある職員は能動的に新しい知識を獲得することによって仕事の有能感と知識継承行動を向上させ、それらが世代継承性を下支えしていることが示唆された。

論文

原子力発電施設職員の世代継承性を改善するためのプログラム開発

Zhao, Q.*; 樽田 泰宜; 小林 重人*; 橋本 敬*

知識共創(インターネット), 8, p.V 13_1 - V 13_2, 2018/08

Erikson(1989)は心理社会的な視点で、ライフサイクル理論という人間の発達課題についての理論を提唱している。そこでは成人中期に、ジェネラティビティという世代継承性という課題があるという。「世代継承」とは、次世代に知識や情報を伝承するものである。この際、次世代への関心を持つことや関与するという意識は重要であり、例えば、子育てのみならず組織や社会そのものを育成することも含まれる概念である。「ふげん」は、2003年に原子炉の運転を終了し国の認可を受けて廃止措置に移行しているが、職員がこれまで培ってきた多くの技術や知識は、これまでの「運転」とは異なる業務が含まれる。今後、多くの知識等を持った職員は定年退職を迎えるため、それらの継承も課題となる。例えば、世代継承性が向上しない場合は"停滞性"という後ろ向きの課題が生じる。こうした因子は廃止措置おいても重要になると考えられる。そこで、本研究では、原子力発電施設の職員の世代継承性という社会心理的な課題を向上させる仕組みについて考察することを目的とする。

論文

Improvement of data processing system for advanced diagnostics in JT-60U

大島 貴幸; 清野 公広; 坂田 信也; 佐藤 稔; 戸塚 俊之; 射場 克幸*; 小関 隆久; 平山 俊雄

Fusion Engineering and Design, 82(5-14), p.1210 - 1215, 2007/10

 被引用回数:2 パーセンタイル:18.75(Nuclear Science & Technology)

MSPをOSとするショット間処理計算機MSP-ISP(MSP OS-Inter Shot Processor)はJT-60U計測用データ処理設備の中心として約20年間運用されてきた。MSP-ISPは、放電時間の伸長(15秒から65秒へ)による計測データの増加,ネットワーク接続性が不十分,周辺機器と拡張が非合理,応用ソフトウェアが古く、周辺機器接続のための改造が容易ではない等の旧式化となった。約4年をかけて2005年に新しいUNIXをOSとするISP UNIX-ISP(UNIX OS-Inter Shot Processor)に完全に移行した。MSP-ISPでは各機能が一極に集中していたので、UNIX標準装備のネットワーク技術を使い、機能を分散化することで負荷軽減を図った。また、実際の実験シーケンスでの総合負荷試験や物理量変換プログラムで計算機の性能評価を行った。さらに、他の研究機関から核融合研究のエキスパートを結集し、JT-60Uを遠隔地から実験参加するシステム(RES)を安全に通信できるようITBL(IT-Based Laboratory)のセキュリティを用いて開発した。遠隔地の大学から、このたび開発した原子力機構那珂のRMVSVR(Remote Server)にアクセスし、放電条件設定,放電状態表示,実験放電結果データ表示等の検証を行った。

論文

Development of environment for remote participation in fusion research on JT-60

大島 貴幸; 内藤 磨; 濱松 清隆; 射場 克幸; 佐藤 稔; 坂田 信也; 次田 友宣; 松田 俊明; 岩崎 慶太*; 軽部 行洋*; et al.

Fusion Engineering and Design, 71(1-4), p.239 - 244, 2004/06

 被引用回数:5 パーセンタイル:35.33(Nuclear Science & Technology)

原研JT-60では、全国に分散した大学及び他研究機関の核融合研究のエキスパートを結集し、JT-60に遠隔研究参加し、遠隔実験,遠隔解析,遠隔計測を行える階層的遠隔研究システムの構築を進めている。遠隔研究参加環境として、ビデオ会議システム,実験風景ストリーミングシステム,遠隔計測システム,遠隔プラズマ解析システムを開発及び運用している。ビデオ会議システムは、H.320プロトコルを用いたISDN回線を使ったもので、海外との運用実績が数多くある。現在は、H.323プロトコルを用いたインターネット上でのテレビ会議システムに移行しつつある。また、ストリーミングシステムはReal Systemを使用しJT-60中央制御室の様子を配信している。遠隔計測は、WSで構成される遠隔計測システムに置き換え、Xウィンドウ機能を使って外部からアクセスが可能となった。また、VizAnalysisとVizSquareとよばれる、遠隔解析のためのソフトウェアシステムを開発した。現在は、コンピュータネットワーク上のセキュリティ対策や新たな通信ツールを開発し、最終的にはITERの遠隔実験参加を視野に入れたシステムの開発を行っている。

論文

Development of workstation-based CAMAC data acquisition system for JT-60 data processing system

佐藤 稔; 次田 友宣; 大島 貴幸; 坂田 信也; 岩崎 慶太*; 松田 俊明; 射場 克幸; 小関 隆久

Fusion Engineering and Design, 71(1-4), p.145 - 149, 2004/06

 被引用回数:7 パーセンタイル:45.16(Nuclear Science & Technology)

JT-60データ処理設備では、プラズマ計測の制御及びデータ収集にCAMACが広く使われている。運用から15年以上も経過しており、老朽化による保守や機能拡張に支障をきたしているため、CAMACを制御するミニコンピュータ及びマイクロコンピュータをUNIXのワークステーションに置き換えた。また、GUIによる画面制御やネットワークを介しての遠隔計測環境を構築するために、アプリケーションソフトウェアの開発を行い、システムの更新を図った。さらに、次期CAMAC制御システムに向けて、Linux用のCAMACデバイスドライバの開発を進めている。

口頭

新型転換炉ふげんにおける知の継承と体系化に対するオントロジーの活用

樽田 泰宜; 溝口 理一郎*; 柳原 敏*; 井口 幸弘; 手塚 将志; 北村 高一; 香田 有哉

no journal, , 

「ふげん」は、福井県敦賀市に位置する原型炉であり、1978年に臨界、2003年に運転停止、2008年には国の認可を受けて廃止措置に入った。近年、ベテラン職員の退職や、炉の運転経験のない職員も多くいる。汎用運転研修施設もあるが、新型転換炉(ATR)であるふげんで培われてきた様々な技術・知識の喪失が懸念されている。そこで、オントロジーを活用した知識・技術の継承を検討する。

口頭

新型転換炉ふげんに対する知の同定

樽田 泰宜; 溝口 理一郎*; 柳原 敏*; 井口 幸弘; 北村 高一; 手塚 将志; 香田 有哉

no journal, , 

「ふげん」は1970年に国産動力炉の開発を目指し着工された新型転換炉(ATR)である。25年間の運転を終えて2008年に廃止措置計画の認可を受け、解体作業を進めている。廃止措置の進展と合わせてベテラン職員の退職により知識・技術・情報の喪失が懸念されている。そこで、本研究では「ふげん」の情報の保存、知を伝承の一つの方法論として、原子力発電所のドメイン・オントロジーを構築することを目指す。これにより、汎化されたコンポーネントの重要性も明らかになってきた。(本研究はJSPS科研費JP17H07354の助成を受けたものである)

口頭

廃止措置中にある原子力発電施設職員の世代継承性に相関する要因の解明

Zhao, Q.*; 樽田 泰宜; 小林 重人*; 橋本 敬*

no journal, , 

近年、原子炉発電施設は、計画運転が終了し、発電フェーズから廃止措置に移行する炉が増えてくると予想されている。こうした炉では、これまでの発電業務とは異なる廃止措置業務に従事せざるを得ない状況下にある。運転経験を通じて身につけた知識や技術が廃止措置業務で、役立たせることができなければ、それらは伝承されずに喪失してしまう。本研究では、廃止措置中にある原子力発電施設「ふげん」を対象に、知識等の伝承に関して世代継承性という観点に着目し、技術や知識の継承の背景やそれらを円滑化することを目指した心理社会的側面を明らかにすることを目的とする。

口頭

廃止措置中の原子力発電所の職員へ心理社会的調査

樽田 泰宜; Zhao, Q.*; 小林 重人*; 橋本 敬*

no journal, , 

福井県敦賀市の廃止措置中の新型転換炉原型炉ふげんを対象に、イントラネットを活用した情報収集を実施した。特に、廃止措置は長期間のプロジェクトであり世代交代も念頭に入れる必要がある。そこで世代継承や知識継承に関する社会的調査を実施した。

口頭

Practice of psychological social survey as a fundamental information of decommissioning in knowledge management

樽田 泰宜; Zhao, Q.*; 小林 重人*; 橋本 敬*; 井口 幸弘

no journal, , 

Knowledge management (KM) is one of the important themes in the nuclear industry, which has received much attention in recent years. For the continuous development of nuclear science, it is necessary to transfer information and knowledge from the past to the present and the future. This is including an all of the nuclear fields. However, regarding nuclear power plant (NPP) which is applications of nuclear science to society, especially in developed countries, the construction of nuclear reactors is stagnating. Due to this, there are concerns about various negative effects such as the transmission of technology. On the other hand, much research has not been conducted on NPP staffs. In this research, we clarify the psychological state through the social survey for the staff working at NPP.

口頭

廃止措置知識マネジメントにおけるジェネラティビティの重要性,1; プラント運転知識に関するフォーカスグループインタビュー

樽田 泰宜; 小林 重人*; 橋本 敬*

no journal, , 

廃止措置は、長期のプロジェクトであり、廃止措置完了までは従事する人の世代交代が発生するため知識等を適切に伝達することが大切である。本研究では、廃止措置の従事者を対象にそれらの効率的な授受に向けて「世代継承」に着目する。これについては、ジェネラティビティという「新しいものを生み出し、育て、次世代に伝えていく力」という概念を切り口に、新型転換炉原型炉ふげんにて調査を実施した。この結果、プラント運転の知識等が活用できているとの回答を得ている。今回は、さらに「ふげん」の運転経験者を対象にしたフォーカスグループインタビューから廃止措置の準備期間や廃止措置を運転の次のステップとして捉えているような向きがあることを明らかにした。今後は、若手職員への追加調査を実施し、意識の差異やジェネラティビティに影響を与える要素・因子等を明らかにする。

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