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PNC TJ1205 98-007, 210 Pages, 1998/03
沿岸部および地下深部の地下水流動特性を評価する上で重要な項目として、塩水と淡水の密度差や濃度差によって生じる塩淡境界が挙げられる。また、塩淡境界の性状(境界面の形状や塩分濃度分布)を把握することは、地下水の水質を評価する上でも重要である。本研究は、塩淡境界による地下水流動への影響の評価と、調査解析手法の構築を目的として、以下の項目について調査・検討を行った。(1)文献調査およびデータ収集(2)解析手法(シミュレーター)に関する検討(3)今後の調査・解析計画に関する検討
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PNC TJ1205 98-004, , 1998/02
釜石原位置試験第2フェーズでは、550mレベル坑道周辺の水理地質学な場の理解と既存の解析手法の適用性の検討を目的として、岩盤浸透流解析に関する研究を実施している。平成6年度は、不連続性岩盤に対する連続体モデル化手法の適用性の検討及び問題点の抽出と、原位置試験場周辺の水理地質構造の理解を深める目的で、第1フェーズで把握されていなかった水理境界の存在を考慮した3次元浸透流解析を実施した。その結果、不連続性岩盤に対する連続体モデルの適用上の問題点として、(1)岩盤中の透水性割れ目分布の不均質性の考慮、(2)水理境界のモデルの構築、が抽出された。そこで、平成7年度においては(1)解析領域を割れ目ゾーンとその他の領域に分割し、マクロな透水係数の不均一性を考慮したモデル(割れ目ゾーンモデル)と、(2)亀裂分布の不均質性を考慮したモデル(等価不均質連続体モデル)による3次元浸透流解析を行い、逆解析による透水係数の同定を行った。新しく導入した等価不均質連続体モデルでは、平均的な透水係数・異方性の情報だけでなく、原位置の透水性亀裂や透水係数の分布情報を反映することができ、平成6年度の均質モデルで表現されなかった不均質な水理場をうまく説明し得えることが示された。さらに、逆解析によるモデルの改良を行うことにより、水圧・流量における計算値と観測値が定量的に良く一致した結果が得られた。本年度は、平成7年度以降に得られた亀裂・透水試験データを追加し、モデルのさらなる改良を行うとともに、不連続体モデルと等価連続体モデルの比較や亀裂分布パラメータの差異が解析結果に与える影響など、等価不均質連続体モデルの適用性に関わる詳細な検討を行った。
下茂 道人*; 井尻 裕二*; 青木 智幸*; 杉原 豊*
PNC TJ7205 95-001, 189 Pages, 1995/03
試錐孔間水理試験装置は、坑道周辺の岩盤内に存在する単一割れ目の透水係数、比貯留係数、水理学的な連続性、異方性等や間隙水圧を、複数のボーリング孔を利用して測定するための透水試験装置であり、坑道周辺に分布する岩盤の水理特性を明かにするための調査技術および機器開発の一環として現在開発を進めている。注水方法としては、バックグラウンドの地下水圧のノイズに大きく影響を受けずに試験が行えるシヌソイダル法を採用している。本業務では、昨年度、注水制御装置および孔内装置の注水区間を製作したが、本年度はこれに引続き、計測装置と流量計測装置の製作を行った。計測装置は、圧力センサーや流量測定装置からのデータを取得するためのアンプおよびA/D変換器、そしてデータの表示、保存および出力を行うためのパソコンユニットからなる。コンピュータには、過酷な環境下での使用を想定して、FA仕様のタッチパネルコンピュータを採用するとともに、オブジェクト志向言語を用いた計測プログラム"HYDROMONITOR"を新たに製作した。流量測定装置には、0.02200/hrの広範囲な流量測定を行うために、5台の流量計を製作し必要な改良を行った。完成した装置を用いて室内性能試験を行い、所定の性能を有することを確認した。