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堀田 光*
JNC TJ5410 2005-004, 111 Pages, 2005/03
本業務では、核燃料サイクル開発機構が幌延町内に設置した地震計で観測された記録のうち、平成14年12月20日から平成16年9月30日までの期間の記録について、研究所用地を中心とする半径50km程度の円内に含まれる高感度地震観測網観測点(Hi-net 観測点:稚内北、稚内東、稚内西、猿払北、猿払南、浜頓別、幌延、豊富、中頓別、天塩、音威子府、中川)を含む気象庁一元化記録と併合処理を行った。この間に解析対象域(研究所用地を中心とする半径100km程度の円内)で記録された気象庁一元化震源は1,618件、うち機構地震計で2箇所以上同時に観測され、かつP, S 初動が読み取れたものは103件であった。この103件の地震について一元化検測データと機構データ検測結果を統合した記録で震源計算を実施した。震源計算は、hypomhとクロススペクトルにより実施し、震源決定結果の比較においてはクロススペクトルの方が高い精度で求めることができた。このクロススペクトル手法による震源計算の結果より、同研究所周辺では7グループの震源域が存在することが明確になった。そして、この震源域と既往の地形・地質調査結果とを基にして震源情報と地質構造などとの関連性について検討を行った。