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報告書

高速炉用ウラン・プルトニウム混合窒化物燃料の照射後試験-窒化物燃料の破壊試験結果-

田中 康介; 前田 宏治; 小山 真一

JNC TN9400 2002-001, 155 Pages, 2002/01

JNC-TN9400-2002-001.pdf:13.36MB

窒化物燃料は高い重金属密度および優れた熱伝導度に代表される特性を有していることから、高速炉燃料候補として注目されている。この窒化物燃料の照射特性を把握するため、原研とサイクル機構では共同研究として「高速炉用炭・窒化物燃料の基礎照射試験」を進めている。この共同研究の一環として、高速実験炉「常陽」において最大線出力約76kw/m、最高燃焼度約40GWd/tを達成した窒化物燃料ピンの破壊試験を実施した。組織観察の結果、燃料中心部では外周部に比べて気孔面積率が上昇し、大きなサイズの気孔の占める割合が高くなる傾向を示した。しかし、中心空孔や柱状晶の形成などの顕著な組織変更は観察されなかった。また、Xe分布測定結果から、ペレット内でのFPガス保持率は高い状態にあることがわかった。これらの結果は、窒化物燃料の良好な熱伝導度特性により、照射中の燃料温度レベルが低かったことに起因するものと考えられる。

報告書

炉外圧縮試験による高速炉燃料ピンバンドル変形挙動評価

田中 康介; 山本 祐二; 永峯 剛; 前田 宏治

JNC TN9400 2001-077, 114 Pages, 2001/06

JNC-TN9400-2001-077.pdf:4.32MB

高速炉燃料集合体の寿命制限因子の一つであり、燃料の高燃焼度化を達成する上での課題となっている燃料ピン束(バンドル)と集合体ラッパ管(ダクト)との間の機械的な相互作用(Bundle Duct Interaction : BDI)について、その挙動を把握することを目的として、原型炉燃料の短ワイヤピッチ仕様及び短ワイヤピッチ太径仕様のバンドルについてX線CT技術を利用した炉外圧縮試験を実施し、過去に取得している複数仕様のバンドルにおける炉外圧縮試験結果とあわせてBDI発生時におけるバンドル変形挙動を検討した。得られた結果は以下のとおり。(1)短ワイヤピッチバンドルでは長ワイヤピッチバンドルに比べて、より高いBDI量でピン-圧縮板接触が発生する傾向を示した。これは短ワイヤピッチピンの湾曲剛性が高いことに起因すると考えられる。(2)長ワイヤピッチバンドルでは外径肉厚比の違いによりピン-圧縮板接触時期に明確な差異は認められないが、短ワイヤピッチバンドルでは外径肉厚比の大きい仕様において、より高いBDI量でピン-ダクト接触時期が発生する結果となった。これは長ワイヤピッチピンでは同一荷重に対する扁平量が小さいため、外径肉厚比で決まる扁平比剛性の影響が現れなかったのに対して、短いやピッチピンでは扁平化の寄与が大きいため、ピン仕様に対応する扁平化剛性の差がピン-ダクト間距離の減少程度の差として現れたと考えられる。(3)BDI量の増加に伴うワイヤディスパージョン及びピンディスパージョンの発生状況を検討した結果、ワイヤピッチが長いほど発生が早期化し、その程度も大きくなることがわかった。(4)長ワイヤピッチバンドルにおいては弾性変形範囲内の扁平化とピン及びワイヤディスバージョンの発生によりBDIが緩和されることがわかった。 一方、短ワイヤピッチバンドルにおけるBDI緩和機構は被覆管の扁平化が支配的であり、同一ワイヤピッチであるバンドルではBDIの緩和程度の差はそれぞれのバンドルを構成する各ピンの扁平化剛性の差で決まるものと考えられる。 (5)燃料ピン被覆管の外径軸方向プロファイルにおけるワイヤピッチの1/6ごとの規則的なオーバリティの発現は、BDI荷重の存在を示唆するものであると考えられる。

報告書

炉外圧縮試験による高速炉燃料ピンバンドル変形挙動評価 -FFTF炉燃料条件-

田中 康介; 山本 祐二; 永峯 剛; 前田 宏治

JNC TN9400 2001-022, 130 Pages, 2000/10

JNC-TN9400-2001-022.pdf:9.09MB

高速炉燃料集合体の寿命制限因子の一つであり,燃料の高燃焼度化を達成する上での課題となっている燃料ピン束(バンドル)と集合体ラッパ管(ダクト)との間の機械的な相互作用(Bundle Duct Interaction:BDI)について,その挙動を把握することを目的として,初期のワイヤずれの程度が異なる2種類のFFTF仕様バンドルにおいてX線CT技術を用いた炉外バンドル圧縮試験を実施した。得られたCTデータを数値処理することでバンドル変形挙動を定量的に評価し,バンドル変形挙動におよぼすワイヤ巻きずれの影響をBDI緩和機構の寄与の観点から考察した。得られた主な結果は以下の通り。1)ピン-圧縮板接触時期は初期のワイヤ巻きずれの有無に強く依存し,初期のワイヤ巻きずれの大きいバンドルではピン-圧縮板接触時期が遅延することがわかった。2)ワイヤずれ無しバンドルにおけるBDI緩和機構を検討した結果,低BDI量においては弾性変形範囲内のオーバリティが支配的であり,BDI量の増加と共に徐々にワイヤディスパージョンに起因したピンディスパージョンとワイヤ空隙部への湾曲が発生することがわかった。3)ワイヤずれ有りバンドルにおけるバンドル変形挙動を検討した結果,初期はオーバリティ及びワイヤずれピンのワイヤ側に位置するピンのワイヤ空隙部への優先的な湾曲により変形し,徐々にワイヤずれピンのワイヤを介して伝達された荷重により発生するピンディスパージョンによりBDIが緩和され,その後,ワイヤディスパージョンの発生によりBDIの緩和が顕著になることがわかった。4)ワイヤずれピンの存在は,ピンと圧縮板の接触を効果的に遅らせる作用を示すが,ピンと圧縮板の接触より先にピンとピンの接触が発生する可能性が高いことが実験的に示された。

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