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$$^{139}$$La NMR relaxation and chemical shift studies in the aqueous nitrate and chloride Solutions

硝酸及び塩化物水溶液における$$^{139}$$LaNMRの緩和及び化学シフトに関する研究

矢板 毅; 伊藤 大伸; 館盛 勝一

Yaita, Tsuyoshi; not registered; Tachimori, Shoichi

274~343Kにおける硝酸及び塩化物水溶液におけるLa-139NMRの磁気緩和及び化学シフトが測定された。緩和時間は塩濃度に対する依存性から、硝酸イオンは内圏錯体を、塩化物イオンは主に外圏錯体を形成することが分かった。緩和時間の温度依存性から、塩化リチウムを加えた水溶液中の核四極子結合定数がもとめられ、これらの値は、既報の水和ランタンの核四極子結合定数と一致した。一方、塩酸水溶液試料においては、塩酸濃度4.3mol dm$$^{-3}$$において、核四極子結合定数のわずかな増加が観測され、溶液構造の違いにより内圏錯体の形成が起こりうることが明らかとなった。回転運動の活性化エネルギーは、おもに、水同士の水素結合の破壊に必要なエネルギーであることが分かった。また、化学シフトから、塩化物イオンの第一配位圏での相互作用は、主に閉核イオン軌道の重なりによる反発力によることが指摘された。

no abstracts in English

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パーセンタイル:62.03

分野:Chemistry, Physical

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