抽出クロマトグラフィ法によるMA回収技術の開発,14; 放射線分解ガスの発生に関する吸着材の線照射試験

Development of extraction chromatography for Am and Cm recovery, 14; -irradiation test of adsorbents in solution on generation of radiolysis gas

野村 和則  ; 松村 和美; 渡部 創  ; 佐野 雄一   ; 駒 義和  

Nomura, Kazunori; Matsumura, Kazumi; Watanabe, So; Sano, Yuichi; Koma, Yoshikazu

抽出クロマトグラフィ分離塔では、高放射性溶液が水とともに有機物を含む吸着材と接するので、水のみならず抽出剤等の放射線分解によっても水素が発生しうるものと考えられる。放射線分解により発生する水素は爆発事象の原因として重要であり、抽出クロマトグラフィのシステムにおいても、高放射性溶液からの放射線によって生じる水素への対応が求められる。水素発生による爆発を防止する方策の確立を目的として、吸着材を含む水や硝酸溶液に線を照射し、分解ガスの組成と発生量を求めた。放射線分解ガスの主たる成分は水素ガスであること、水素のG値は水の場合に比べて吸着材が共存すると大きくなること、その傾向は抽出剤の種類や固液比により異なることを見いだした。

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