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土壌汚染マップと大気拡散計算から逆推定した福島事故初期の$$^{rm 129m}$$Teソースターム及びヨウ素,Csソースタームへの提言

$$^{rm 129m}$$Te source term prediction at the beginning of Fukushima accident calculated reversely from the soil contamination map and atmospheric dispersion calculation, and recommendations for iodine and Cs source terms

日高 昭秀   ; 川島 茂人*; 梶野 瑞王*; 高橋 千太郎*; 高橋 知之*

Hidaka, Akihide; Kawashima, Shigeto*; Kajino, Mizuo*; Takahashi, Sentaro*; Takahashi, Tomoyuki*

環境測定データと大気拡散計算による従来の福島事故時のソースターム逆算は、点情報を用いた流跡線解析に基づく予測であり、陸風の場合の予測は困難であった。一方、本手法では、単位放出を仮定したメソスケール気象モデル(WRF)計算から得られる面的な毎時の沈着分布の結果を重みづけし、その合算結果と、文部科学省土壌汚染マップとの誤差を最小にするように重みづけすることにより、ソースタームを評価する。特徴として、陸風の場合でも微粒子の一部は陸側に戻ってくるためソースタームの予測が可能になる。本報では、過酷事故時に燃料から放出された$$^{rm 129m}$$Teは、大部分が未酸化のZr被覆管内面に取り込まれ、炉心再注水時等にZr被覆管が完全酸化する直前にSnTeとして放出される現象を考慮し、3/11-3/15の時間帯について放出の推定を行った。その結果、各号機の最初の放出として、1号機(3/11、19時頃)、3号機(3/13、4時-6時)、2号機(3/14、19時頃)を予測できた。これらは、いずれも炉内熱水力トレンドから説明可能である。今回の結果は、ヨウ素とCsにおいても、従来評価されなかった3/11夕方遅く、3/12及び3/13の早朝に放出が増加したことを示唆している。

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