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JENDL委員会 リアクター積分テストワーキンググループ
JAEA-Data/Code 2023-004, 132 Pages, 2023/06
JENDL委員会リアクター積分テストワーキンググループでは、活動の一環として、JENDL-5の原子炉核特性計算に対する性能を評価・検証するためのベンチマーク・データ集を整備し、2017年にはJAEA-Data/Code2017-006を成果報告書として発行した。その後もJENDL委員会の協力の下、日本原子力研究開発機構において精力的に当該データ集の整備・拡張を図り、これらの成果は、JENDL-5の信頼性の向上に寄与した。本成果報告書は、同成果を取りまとめたものであり、今後の核データライブラリ開発のみならず、公開済みの各種核データライブラリの積分検証において広く活用されることが期待される。
JENDL委員会 リアクター積分テストワーキンググループ
JAEA-Data/Code 2017-006, 152 Pages, 2017/05
次期JENDLの軽水炉臨界性に対する性能を評価・検証するために、公開データベースであるOECD/NEAのICSBEPハンドブック及びIRPhEPハンドブックを活用して、ベンチマークデータ集を整備した。本データ集の特徴は以下の通りである。(1)公開データベースのドキュメント及びその関連情報について、技術的に妥当な評価がなされているかレビューし、JENDL-4.0による解析結果も勘案しながら、次期JENDL開発のための推奨ベンチマークデータセットを選定した。(2)MOX燃料を用いた臨界データについて、燃料中のPuO粒子による非均質反応度を可能な限り忠実に計算するため、モンテカルロコードを用いた有限燃料ピンバンドルモデルを新たに開発し、これを用いて、今回検討対象とした全MOX実験を横並びで評価した。(3)核データにおけるライブラリ間の差異が中性子実効増倍率に与える影響を分析するツールとして一次元燃料ピンセルモデルに基づく感度解析手法を導入し、現時点で最新である世界の3大ライブラリを用いて、その具体的な適用例を与えた。