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杉山 康治; 冨田 芳明; 池添 博; 竹腰 英子*; 井出野 一実; 鹿園 直基
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 281, p.512 - 516, 1989/00
被引用回数:12 パーセンタイル:78.07(Instruments & Instrumentation)重イオン磁気分析器「閻魔」はこれまで、タンデム加速器を用いた重イオン核反応実験ですばらしい成果を上げてきた。閻魔は2つの偏向電磁石、1つの4極電磁石、3つの多極電磁石の組合せからできている。運動学によるエネルギーの広がりは多極電磁石の働きで補正できる。この論文は、運動学パラメーターkの-0.4≦k≦1.15の範囲の補正に対して、得られたエネルギー分解能の結果をまとめたものである。
池添 博; 鹿園 直基; 冨田 芳明; 井出野 一実; 杉山 康治; 竹腰 英子*; 立川 敏樹*; 野村 享*
Nuclear Physics A, 456, p.298 - 316, 1986/00
被引用回数:14 パーセンタイル:62.04(Physics, Nuclear)TDHF理論で予言されている融合反応における低角運動量のカットオフを検証するため、O+C及びO+O融合反応で生ずる残留核の生成断面積の励起関数と、残留核の速度分布を測定した。実験結果を統計モデル計算と比較する事によって次の事が判明した。(i)TDHF理論で予言されるような大きな効果は残留核の生成断面積にはみられなかった。(ii)予言されるような現象(その大きさは別にして)の可能性を完全に否定する事はできず、高いエネルギー領域(入射エネルギー≧120MeV)で若干の可能性(但し小さい)を残した。
立川 敏樹*; 西原 進*; 竹腰 英子
JAERI-M 85-018, 18 Pages, 1985/03
重イオンによる原子核反応研究では(20~200)g/cmの薄いターゲットが必要である。このような薄井ターゲットは、薄いバッキング膜上にターゲット材料を真空蒸着して調製する。バッキング材料としては、炭素、アルミニューム、ニッケル、金などを用いる。バッキング材料が原子核反応研究上好ましくない時には、バッキングなしのセルフサポーティングターゲットを調製しなければならない。この報告書は、真空蒸着および重イオンスパッタリング法により、実際に調製したいくつかのターゲットの処方籤を収録したものである。
竹腰 英子; 杉山 康治; 池添 博; 冨田 芳明; 鹿園 直基; 沢田 正康*; 長野 賢三*; 立川 敏樹*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 237, p.512 - 522, 1985/00
被引用回数:9 パーセンタイル:74.19(Instruments & Instrumentation)原研ENMA焦点面検出器の特性を報告する。この検出器は比例計数管である位置検出器、電離箱のE,E検出器で構成されており、各々の検出器の位置及びエネルギー分解の測定結果を述べる。又カウンターガスとしてCHとCFを用いたときのカウンター性能の比較を行った。この焦点面検出器は実際の実験に使用し、重イオン核反応の実験に非常に有効であることが判明した。
池添 博; 鹿園 直基; 冨田 芳明; 井出野 一実; 杉山 康治; 竹腰 英子
Nuclear Physics A, 444, p.349 - 364, 1985/00
被引用回数:22 パーセンタイル:72.35(Physics, Nuclear)O+Al反応における不完全核融合反応を残留原子核の速度スペクトルを測定して調べた。入射エネルギー90MeVでは、速度スペクトルは統計モデル計算によって完全に再現できた。入射エネルギー150MeVでは、速度スペクトルの中心値は統計モデルによる期待値からずれた。このずれを、2つのモデル計算と比較した。すなわち周辺部衝突から不完全融合反応が起るモデルと、中心部までふくめた衝突で起るモデル。後者のモデルによる計算が実験値をよく再現する事がわかった。
杉山 康治; 鹿園 直基; 冨田 芳明; 池添 博; 立川 敏樹*; 竹腰 英子; 久保野 茂*; 田中 雅彦*
Phys.Lett.,B, 159(2-3), p.90 - 94, 1985/00
C+C非弾性散乱で励起されたCの2状態のスピンがどの方向に向いているかを知ることは、核反応機構を解明するために重要である。今回の実験は、反応後放出されたCの2状態の運動量が、崩壊によってどう変わるかを測定することによって、2状態のスピンの向きを求めた。この実験は測定器として高運動量分解能が必要であり、原研で製作された重イオンスペクトロメータ「ENMA」で始めて可能になった。2状態のスピンの向きが入射エネルギーや散乱角度によってどう変わるかを詳しく測定した。その結果はDWBA法というモデル計算によって良く再現できた。
長野 賢三*; 杉山 康治; 竹腰 英子
JAERI-M 84-145, 29 Pages, 1984/08
ENMA焦点面検出器を構成している電離箱および比例計算管におけるCFの特性を5MeV粒子および高エネルギー重イオン粒子を用いて検討した。さらに、アバランシェ・カウンターにおけるCFガスの特性を得るために、小型アバランシェ・カウンターおよびこの変形型のものを製作し、5MeV粒子を用いて、アバランシェ電子のパルス波電、ガス破壊重圧、時間分解離を測定した。どの型の平行平板アバランシェ・カウンターに対しても、300PSecの時間分解離を得た。他のカウンターガス特性との比較において、電離箱、比例計算管、アバランシェ・カウンターにおけるCFガスの特性のまとめを行った。
原田 吉之助; 鹿園 直基; 竹腰 英子; 岩本 昭; 馬場 澄子; 久保野 茂*; 野村 亨*; 岸本 照夫*
JAERI-M 84-085, 105 Pages, 1984/05
1984年1月9日から11日の3日間、タンデム領域の重イオン核物理・核化学の研究会が日本原子力研究所東海研究所において開催された。研究会には日本原子力研究所および所外の研究所、大学の核物理、核化学部門の約50人が参加し、30の研究報告がなされた。これらの報告書には最近集中的に開発されたレビュとトピックス、そしてJAERIタンデム加速器により得られた新しい結果が含まれている。子の報告書は研究会が発表された研究報告書をまとめたものである。
沢田 正康*; 杉山 康治; 竹腰 英子
JAERI-M 83-014, 29 Pages, 1983/02
大型ハイブリッドガスカウンター原研重イオンスペクトログラフ用に製作された。これは3個の位置感応ワイヤ比例計数管と、グリッドと分割陽極付電離箱により構成されている。スペクトログラフの収束面に沿っての有効長さ、有効奥行、有効高さはそれぞれ46cm、55cm、7cmである。入射イオンはカウンターの長さ上に45度に入射し、その奥行に対して平行に通過する。テストベンチとスペクトログラフに装着時のカウンター特性がAm-線源を用いて測定された。得られた位置分解能は1mmであり、また46cmの有効長さの大半は良い直線性を示した。Eの分解能は大きな電極の静電容量から生じる380KeVの回路ノイズにより制限され、Eの分解能はEの11cm奥行に対する80KeVノイズに加算されたエネルギー損失ストラグリングの値に依存している。本報告において測定上の詳細が記されている。
竹内 末広; 竹腰 英子
JAERI-M 9322, 8 Pages, 1981/02
重イオンビーム用荷電変換炭素薄膜を製作するための蒸着用基板としてその表面上に膜厚と同じ程度の大きさをもつ微粒子が一様な密度で分布したガラス基板を使用すると、長寿命の炭素薄膜を作ることができる。この表面状態を形成するために開発したガラス基板の表面処理法について述べている。この方法はガラス基板を高温高湿度の雰囲気の中に入れておくとソーダ等の成分がガラス表面に析出してくる現象、およびその表面を水蒸気で曇らせると析出物が一様に粒状化する現象を利用したものである。処理条件に関する試験結果もまた提示されている。
妻木 孝治*; 福沢 文雄*; 竹腰 英子
JAERI-M 8884, 19 Pages, 1980/06
30Mg/cmのポリプロピレン延伸薄膜からなる小型の平行平板アバランシエカウンター(PPAC)を作製し、Amからの線を使用して時間感応型検出器としての特性を検討した。その結果(1)PPACのガス破壊電圧とタウンゼントの第1電離係数、(2)ガス圧の関数としてのアバランシエ電子のパルス波高分布と時間分解能についての相関関係が得られた。さらに、ガスの電圧破壊によるPPACの損傷を最小にするためのリレー回路を作製し、その有効性を確認した。
渋谷 陽*; 竹腰 英子
JAERI-M 8425, 31 Pages, 1979/09
重イオン核反応用ガス検出器のいくつかの基礎的特性を得るために、低いガス圧(≦100トール)で作動するE-Eテレスコープと平行平板アバランシェカウンターが製作され、検討された。放射線としてはAm-線源が用いられた。テレスコープに対しては、Eの固有分解能とエネルギー損失ストラグリングが、使用ガス圧の関数として得られ、Tschalarモデルと比較された。30Mg/cmのポリプロピレン延伸フィルムから構成される電極を持つアバランシェカウンターに対しては、170psの時間分解能および0.5mmの位置分解能が得られた。
月橋 芳廣; 吉田 忠; 竹腰 英子
JAERI-M 8142, 41 Pages, 1979/03
タンデム加速器棟における実験装置用ケーブル系が、最近完成された。これらに対する1つの重要な特徴は、測定系へのノイズ侵入防止に関する対策の取扱いにある。この報告には、測定系に関係するAC電源および接地も含めて、実験装置用ケーブル系の詳細が記述されている。
竹内 末広; 小林 千明; 佐藤 豊; 吉田 忠; 竹腰 英子; 丸山 倫夫
Nuclear Instruments and Methods, 158(2-3), p.333 - 338, 1979/00
従来の方法で作られるカーボン・ストリッパー・フォイルをタンデム加速器などで重イオン用ストリッパー・フォイルとして用いたとき、その寿命は短い。そこで我々は長寿命カーボン・ストリッパー・フォイルの製造を追求してきた結果、3.5MeV(1A/13mm)のArビームに対して5時間~10時間の寿命を持つ長寿命カーボン・ストリッパー・フォイルの調整方法を見い出した。このフォイルは、カーボン蒸発源としてアーク放電を、剥離剤としてNiClを、蒸着基板としてある特定の処理をしたガラス基板を用い、300Cに加熱された蒸着基板の上にNiClとカーボン膜(10g/cm)を真空蒸着することによって作られた。Ar照射による従来のカーボン・フォイルは照射部分が急速に縮み破れる(約十分)のに対し、長寿命フォイルは照射部分の縮みが極めて緩慢であり、かつ照射部分の周辺はその縮みに対し大きな伸びを供給している様子であった。
月橋 芳廣; 竹腰 英子
JAERI-M 7385, 21 Pages, 1977/11
放射線測定回路などの電子回路系が受けるノイズ障害の原因は、電磁波、アース回路、AC電源回路などによるものとされているが、現場においてはこれらが明確に理解されず対策に苦慮する例が多い。そこで、いくつかのテスト実験を通してノイズ藤吉の要凶がAC電源回路にあることをつきとめ、この対策として効果的で画一的な方法が得られたので報告する。
竹腰 英子; 月橋 芳廣
Journal of the Physical Society of Japan, 42(5), p.1773 - 1774, 1977/05
被引用回数:0半減期T 1/2=8sのPu核分裂アイソマがD+d反応(Ed=1.8MeV)による35MeVパルス中性子を用いて生成された。生成核反応は(n、n)反応である。核分裂片は中性子発生ターゲットに非常に近く固定された濃縮ウランUとPuフィッションチェンバを用いて観測された。測定されたタイム・スペクトルはPu試料に対しては T 1/2=(10.52.0)sの崩壊カーブが得られた。 熱中性子のバックグラウンドからの影響はU試料(Uに対しては核分裂アイソマが同定されていない)に対するスペクトルを用いて差引された、得られたタイムスペクトルから「即発核分裂断面積」に対する「核分裂アイソマ断面積」の比が求められ、さらに、既知の「即発核分裂断面積」「(n,n)反応に対する断面積」を用いて「核分裂アイソマ断面積」、アイソマ比が得られ、14MeV中性子により得られた結果(JINR-E15-6807(1972)A, G, Belouetol)と比較された。
原田 吉之助; 田中 茂也; 竹腰 英子; 丸山 倫夫; 菊池 武雄; 大野 新一; 上野 馨; 馬場 宏
JAERI-M 5567, 364 Pages, 1974/03
「重イオンによる原子力の研究」に関する研究会が1973年10月25日から27日まで原研東海研究所で開催された。研究会には原研および所外の研究者約150名が参加し、次の3部について討論がなされた。第1部:重イオンによる照射損傷、チャネリング、イオンインプランテーション、重イオン放射線化学、重イオン原子物理、第2部:大型重イオン静電加速器、重イオン源、荷電変換、ピーム利用技術、第3部:重・超重元素の核特性、重・超重元素の化学、重イオンによるRI生成。本報告書は第1、第2、第3部において発表された総合報告、ショート・トーク、コメント52篇をまとめたものである。
竹腰 英子; 石崎 可秀*; 織原 彦之亟*; 金沢 正明*; 笠木 治郎太*; 小山 勝二*; 松岡 伸行*; 武政 尹士*
Journal of the Physical Society of Japan, 36(2), p.336 - 340, 1974/02
被引用回数:6Ep=52MeVにおける(p,t)反応を用いてU,Thにおける微分断面積と断面積比が研究された。実験結果は、ターゲットと残留核の変形のちがいをとり入れた零レンヂDWBA計算と比較されている。Uについては基底状態バンドメンバの0(g,s),2(45KeV),4(149KeV),6(310KeV)メンバが得られ、更に-測定で同定されていた8(520KeV)メンバが観測された。Thについては基底状態バンドメンバの0(g,s),2(53KeV),4(174KeV)メンバが観測され、また未観測の6メンバがI(I+1)法則から算定されているエネルギーの近くに見出された。
月橋 芳廣; 竹腰 英子
JAERI-M 5523, 22 Pages, 1974/01
JAERI 2MV VdGに用いられたパルス中性子発生(パルス巾:0.5sec以上)に関する実験装置が報告されている。パルス中性子はパルス陽子あるいは、パルス重陽子ビームにより発生された。「パースト内の主パルスビーム強度」に対する「バースト間の残留ビーム強度」の比は510以下と得られた。詳細な技術的説明と結果が各項目に興えられている。さらに14.8MeVパルス中性子による核分裂アイソマ探索が簡単にのべられている。
竹腰 英子; 月橋 芳廣
Journal of the Physical Society of Japan, 35(3), P. 936, 1973/03
2MVVdGによる14MeVパルス中性子を用いてU and Np(n,2n)反応で生成されるであろうUとNpについての核分裂アイソマ探索の結果が報告されている。U and Npサンプル、および検出器はU and Npフィッションチェンバが用いられた。前回探索がなされたNp核分裂アイソマの実験に較べてパルスオペレーションは1桁結合が向上した。研究された半減期領域はパルス中性子を用い260s~10s、連続中性子を用いて1hrの領域である。各オペレーションモードにおけるタイムスペクトル、および即発核分裂断面積に対する遅発核分裂断面積が得られ、結果としてもし上記タイム領域に半減期をもつ核分裂アイソマがUとNpに存在すると仮定すると、UおよびNp共、即発核分裂断面積に対する遅発核分裂断面積の上限値は110以下であることが得られた(パルス中性子に関して)1hrのDCビームに対してはUに対しては410以下、Npに対しては210以下の結果が得られた。