検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 23 件中 1件目~20件目を表示

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

論文

Incorporation of a bromine atom into DNA-related molecules changes their electronic properties

平戸 未彩紀*; 横谷 明徳*; 馬場 祐治*; 森 聖治*; 藤井 健太郎*; 和田 真一*; 泉 雄大*; 芳賀 芳範

Physical Chemistry Chemical Physics, 25(21), p.14836 - 14847, 2023/05

 被引用回数:2 パーセンタイル:73.54(Chemistry, Physical)

To understand the mechanism underlying the high radio-sensitization of living cells possessing brominated genomic DNA, X-ray photoelectron spectroscopy was used. It was found that the bromine atom significantly reduced the energy gap between the valence and conduction states, although the core level states were not greatly affected.

論文

Electronic properties of DNA-related molecules containing a bromine atom

平戸 未彩紀*; 鬼澤 美智*; 馬場 祐治*; 芳賀 芳範; 藤井 健太郎*; 和田 真一*; 横谷 明徳*

International Journal of Radiation Biology, 99(1), p.82 - 88, 2023/01

 被引用回数:2 パーセンタイル:23.63(Biology)

The electronic properties of DNA-related molecules containing Br were investigated by X-ray spectroscopy and specific heat measurement. Our results suggest that the Br atom may not contribute substantially to the LUMO and core-level electronic states of the molecule, but rather to the microscopic states related to the excitation of lattice vibrations, which may be involved in valence electronic states.

論文

Verification of dose estimation of Auger electrons emitted from Cu-64 using a combination of FNTD measurements and Monte Carlo simulations

楠本 多聞*; 松谷 悠佑; 馬場 健太郎*; 小川原 亮*; Akselrod, M. S.*; Harrison, J.*; Fomenko, V.*; 甲斐 健師; 石川 正純*; 長谷川 純崇*; et al.

Radiation Measurements, 132, p.106256_1 - 106256_4, 2020/03

 被引用回数:6 パーセンタイル:59.94(Nuclear Science & Technology)

Cu-64を使用した放射線内用療法は、放出される低エネルギーオージェ電子によって腫瘍細胞にエネルギー付与を集中させる。先行研究では、Cu-64水溶液を蛍光固体飛跡検出器(FNTD)の表面に付着させることで、FNTD表面におけるオージェ電子のエネルギー付与の検出に成功した。一方、核種より放出される放射線にはベータ線や陽電子も含まれるため、オージェ電子の寄与率については不明瞭ある。本研究では、放射線粒子輸送計算コードPHITSならびにGEANT4を用いてFNTD内の深部線量分布を定量的に解析し、オージェ電子がもたらす空間線量分布について評価した。PHITSとGEANT4により計算された深部線量分布はほぼ等価であり、FNTDを用いた実測値と良い一致を示した。一方で、Cu-64線源から放出されるオージェ電子を無視したPHITSの計算結果では、FNTD表面近くで実測により確認されたエネルギー付与を適切に再現することができなかった。この結果より、オージェ電子がCu-64線源近傍の腫瘍細胞に高い殺傷効果を誘導し、線源から離れた正常細胞へのダメージを最小限に抑えることが証明された。

論文

Mass yield curves in low-energy proton-induced fission of $$^{233}$$U, $$^{235}$$U, $$^{236}$$U, $$^{237}$$Np, $$^{239}$$Pu, $$^{242}$$Pu, $$^{244}$$Pu, $$^{241}$$Am and $$^{243}$$Am

大槻 勤*; 永目 諭一郎; 塚田 和明*; 篠原 伸夫; 馬場 澄子*; 橋本 和幸; 西中 一朗*; 末木 啓介*; 初川 雄一; 畑 健太郎; et al.

Physical Review C, 44(4), p.1405 - 1423, 1991/10

 被引用回数:35 パーセンタイル:86.06(Physics, Nuclear)

低エネルギー陽子誘起核分裂における非対称分裂質量収率曲線を種々のアクチニドターゲット核を用いて系統的に調べた。質量収率曲線の山と谷の比は、核分裂核の励起エネルギーに強く依存し、また同じ励起エネルギーで観測した場合、核分裂核の中性子数に大きく依存することが明らかになった。更にこの山と谷の比は、核分裂核の原子番号Z=84から96の領域で系統的に変化していることを見出した。

論文

Production of $$^{95m}$$Tc with proton bombardment of $$^{95}$$Mo

出雲 三四六; 松岡 弘充; 反田 孝美; 永目 諭一郎; 関根 俊明; 畑 健太郎; 馬場 澄子*

Applied Radiation and Isotopes, 42(3), p.297 - 301, 1991/00

テクネチウム同位体のトレーサーとして有望視されている$$^{95m}$$Tc製造のため、$$^{95}$$Mo(p,n)反応で生成する$$^{95m}$$Tc及び$$^{95g}$$Tcの断面積を求めた。その結果、陽子エネルギー15MeV以上で、$$^{95m}$$Tcのターゲット収率は、照射終了時に換算して約20$$mu$$Ci/$$mu$$A・hであった。また$$^{95}$$gTcの混入度は、12日間の冷却で1%以下であった。更に、$$^{95m}$$Tcの分離精製過程を検討するために、厚いターゲットを用いた試験的製造を行い、$$^{95m}$$Tcの回収率として約85%を得た。

論文

Symmetric mass division process in the reactions $$^{37}$$Cl + $$^{68}$$Zn and $$^{16}$$O + $$^{89}$$Y

永目 諭一郎; 池添 博; 大槻 勤*; 横山 明彦*; 初川 雄一; 馬場 澄子*; 畑 健太郎; 関根 俊明; 井出野 一実

Physics Letters B, 249(1), p.13 - 17, 1990/10

 被引用回数:3 パーセンタイル:26.69(Astronomy & Astrophysics)

中重核領域における重イオン核反応系、$$^{37}$$Cl+$$^{68}$$Zn及び$$^{16}$$O+$$^{89}$$Y反応で生成する対称質量分割生成物の質量、角度、運動エネルギー分布を、飛行時間法を用いて測定した。観測された対称質量分割生成物の特徴は、質量数の大きい領域で得られている核分裂生成物のそれとよく一致しており、中重核領域での核分裂の可能性を示す結果が得られた。また、質量及び運動エネルギー分布に、液滴模型では解釈できないような、巾広の現象が観測された。これは反応に関与する高い角運動量に伴う動的効果の影響を示唆している。

報告書

$$^{95}$$Mo(p,n)反応による$$^{95m}$$Tcの製造

出雲 三四六; 反田 孝美; 松岡 弘充; 永目 諭一郎; 畑 健太郎; 関根 俊明; 馬場 澄子

JAERI-M 90-156, 13 Pages, 1990/09

JAERI-M-90-156.pdf:0.4MB

テクネチウム同位体のトレーサーとして有望視されている$$^{95m}$$Tc製造評価のため、$$^{95}$$Mo(p,n)反応で生成する$$^{95m}$$Tcの生成断面積を求めた。その結果、陽子エネルギー20MeV以上での$$^{95m}$$Tcの厚いターゲット収率は照射終了時に換算して890kBq/$$mu$$Ahであった。また、生成断面積測定用の薄い$$^{95}$$Moターゲットの電着法による新たな調整法を開発した。$$^{9}$$25$$^{m}$$Tcのターゲットからの分離・精製過程を検討するために、厚い$$^{95}$$Moターゲットを用いた試験的製造を行い$$^{95m}$$Tcの回収率として約85%を得た。

報告書

$$^{237}$$Npターゲットを用いた$$^{237}$$Pu及び$$^{236}$$Puの製造

出雲 三四六; 反田 孝美; 畑 健太郎; 関根 俊明; 松岡 弘充; 本木 良蔵; 馬場 澄子*

JAERI-M 90-102, 28 Pages, 1990/07

JAERI-M-90-102.pdf:0.85MB

$$^{237}$$Puと$$^{236}$$Puは、自然環境におけるPuの挙動を研究するためのトレーサーとして広く用いられている。われわれはこれらの核種について効率的な製造法を確立することを目的として一連の研究開発および製造試験を行ってきた。$$^{237}$$Puについては生成断面積の比較的大きい$$^{237}$$Np(d,2n)反応について励起関数を求めたのち、数100KBg規模の製造試験を行なった。その際、重陽子照射に対して堅牢な、厚いターゲットを調製するための最適条件を実験的に検討した。$$^{236}$$Puについてはターゲットとして同じ$$^{237}$$Npが使える$$^{237}$$Np($$gamma$$,n)反応を採用して製造試験を行なった。その結果、いずれの核種についてもトレーサーとして使用可能な純度のものを目的の量だけ得ることができた。

論文

Statistical emission of complex fragments produced in the reaction $$^{37}$$Cl + $$^{68}$$Zn

永目 諭一郎; 池添 博; 馬場 澄子*; 畑 健太郎; 関根 俊明; 市川 進一; 間柄 正明*; 井出野 一実; 横山 明彦*; 初川 雄一; et al.

Nuclear Physics A, 510, p.518 - 532, 1990/00

 被引用回数:10 パーセンタイル:56.61(Physics, Nuclear)

$$^{37}$$Cl + $$^{68}$$Zn重イオン核反応で生成される重粒子(原子番号Z:5≦Z≦29)の運動エネルギー分布、角度分布、及び電荷分布を測定した。角度後方で測定されたこれら重粒子の特徴は、複合法からの蒸発生成物のそれとよく一致していた。また、電荷分布は統計モデルの計算でよく再現されこれら重粒子が複合核からの質量分割で生成していることを確認した。一方、対称分割生成物の電荷分布の巾は、反応に関与する角運動量に強く依存することがわかった。

論文

Nucleon transfer in highly mass-asymmetric reaction systems between $$^{197}$$Au and relatively light projectiles in the energy region below 10MeV/u, I; Target-like products

横山 明彦*; 斉藤 直*; 庄司 正秀*; 馬場 宏*; 馬場 澄子; 畑 健太郎; 関根 俊明; 市川 進一

Z. Phys., A, 332, p.61 - 69, 1989/00

非対称重イオン核反応系における核子移行反応メカニズムを研究した。即ち、$$^{197}$$Auターゲットと、$$^{37}$$Cl,$$^{16}$$O,$$^{14}$$n,$$^{12}$$C入射粒子との反応で生成するターゲット類似核に関して、励起関数と反跳飛程を測定した。得られた実験結果を解析し、準弾性散乱成分と深部非弾性散乱成分に分割し、特に準弾性散乱による核子移行反応に関してトンネリング模型に基く理論的考察を試みた。

論文

Nucleon transfer in highly mass-asymmetric reaction systems between $$^{197}$$Au and relatively light projectiles in the energy region below 10 MeV/u, II; Projectile ($$^{16}$$O)-like products

横山 明彦*; 斉藤 直*; 馬場 宏*; 畑 健太郎; 永目 諭一郎; 市川 進一; 馬場 澄子; 篠原 厚*; 今西 信嗣*

Z. Phys., A, 332, p.71 - 81, 1989/00

$$^{197}$$Auターゲットと、8.8MeV/原子及び6.6MeV/原子の$$^{16}$$O入射粒子との反応で生成した入射粒子類似核の運動エネルギースペクトルと角度分布を測定した。それらの放出過程は、準弾性散乱過程と深部非弾性散乱過程に分割できた。深部非弾性成分に関して詳細な解析を行い、この反応系の場合、比較的短い反応時間で深部非弾性散乱が起きていることを確認した。

報告書

OSCAR; A code for the calculation of the yield of radioisotopes produced by charged-particle indueed nuclear reactions

畑 健太郎; 馬場 宏*

JAERI-M 88-184, 91 Pages, 1988/10

JAERI-M-88-184.pdf:1.67MB

荷電粒子反応により生成する放射性同位元素の生成量を計算することを目的として、計算コードOSCARを大型計算機上で開発した。生成量の計算に必要な列起関数は、我々が開発した核反応断面積に関する経験則を使って計算する事ができる。ただし、この経験則は入射イオンが軽粒子で、中性子放出反応に限って有効である。また文献に記載された励起関数データを集めたデータファイルを利用する事もできる。このほかに、加速器実験に際して役立つ付加的な機能として、阻止能と飛程、積層型ターゲット集合体中でのエネルギー損失およびその中での反跳核の分布が計算できる。計算方法、コードの構成と使用方法および有用なモジュールの仕様について述べる。

論文

Symmetric and asymmetric mass divisions of the compound nucleus $$^{105}$$Ag

永目 諭一郎; 池添 博; 馬場 澄子; 畑 健太郎; 関根 俊明; 市川 進一; 井出野 一実; 横山 明彦*; 初川 雄一*; 大槻 勤*

Heavy-Ion Reaction Dynamics in Tandem Energy Region, p.265 - 274, 1988/00

重イオン核反応で生成する高励起複合核の統計的崩壊を調べるために$$^{37}$$Cl+$$^{68}$$Zn反応系で生成する重粒子の運動エネルギー分布、角度分布、荷電分布を$$Delta$$E-Eカウンターテレスコープ法で、また質量分布曲線をタイムオブフライト法にて測定した。

論文

Evaporation residue formation competing with the fission process in the $$^{197}$$Au+$$^{16}$$O,$$^{12}$$C reactions and fission barriers at a specified J window

馬場 澄子; 畑 健太郎; 市川 進一; 関根 俊明; 永目 諭一郎; 横山 明彦*; 庄司 正秀*; 斎藤 直*; 高橋 成人*; 馬場 宏*; et al.

Z. Phys., A, 331, p.53 - 62, 1988/00

放射化学的な手法で、$$^{197}$$Au+$$^{16}$$O,$$^{12}$$C反応系における、蒸発残留核生成断面積を測定した。蒸発過程と核分裂過程の競争関係を解析することにより特定の角運動量Jでの核分裂障壁の高さをもとめ、また分裂核の決定をおこなった。

論文

Preparation of $$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Pu from $$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Np irradiated with deuterons

馬場 澄子; 畑 健太郎; 出雲 三四六; 本木 良蔵; 関根 俊明

Int.J.Appl.Radiat.Isot., 36(7), p.564 - 565, 1985/00

 被引用回数:9 パーセンタイル:80.73(Nuclear Science & Technology)

ガンマ線を放出するプルトニウム同位体$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Puを、$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Np(d,2n)$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Pu反応により製造する方法について研究した。$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{6}$$Pu,$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Pu及び$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{8}$$Pu生成に関する励起関数を、重陽子の入射エネルギー9MeVから25MeVの範囲で測定した。更に、$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Puの厚いターゲットによる生成量を計算し、$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{6}$$Puと$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{8}$$Puの生成量と比較して$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Puの放射化学的純度を推定した。

論文

A Radiochemical study on the existence of dineutron

音在 清輝*; 関根 俊明; 荒川 隆一*; 畑 健太郎; 斎藤 直*; 馬場 宏

Z.Phys.,A, 311, p.303 - 309, 1983/00

ダイニュートロン$$^{2}$$n(2個の中性子が原子核的に結合した系)の存在の有無を放射化学的な手法によって研究した。$$^{9}$$Be(n,$$alpha$$)$$^{6}$$He$$^{ast}$$反応によって生じる$$^{6}$$Heの第一励起状態$$^{6}$$He$$^{ast}$$が2個の中性子を同時に放出して崩壊する時に$$^{2}$$nが生成することを期待し、原子炉の速中性子でBeを照射した。$$^{2}$$nの生成を確認するには、同時にAlを照射し、$$^{2}$$$$^{7}$$Al($$^{2}$$n,p)$$^{2}$$$$^{8}$$Mg反応によって生成する$$^{2}$$$$^{8}$$Mgを検出する、という方法を採用した。BeとAlとを離して照射した場合には検出された$$^{2}$$$$^{8}$$Mg放射能は副反応$$^{2}$$$$^{7}$$Al{(n,p)(n,$$gamma$$)+(n,$$gamma$$)(n,p)}$$^{2}$$$$^{8}$$Mg反応による放射能より強くなかったが、BeとAlの合金を照射した場合にはその数倍強かった。前者の実験からは$$^{2}$$nの生成は10$$^{7}$$回の中性子2個の同時放出につき1回以下という結論が得られた。一方、後者の実験において見出された$$^{2}$$$$^{8}$$Mgは必ずしも$$^{2}$$nによって誘起されたとは言えず、$$^{9}$$Be(n,$$alpha$$)$$^{6}$$He,$$^{2}$$$$^{7}$$Al($$^{6}$$He,$$alpha$$p)$$^{2}$$$$^{8}$$Mg反応によって生成した可能性が強く、$$^{2}$$nの存在は確認できなかった。

報告書

Nuclear Excitation by Electron Transition (NEET) in $$^{237}$$Np Exhibited by K X-ray Spectrum in the EC Decay of $$^{237}$$Pu

篠原 厚*; 斉藤 直*; 荒川 隆一*; 音在 清輝*; 馬場 宏; 畑 健太郎; 鈴木 敏夫

JAERI-M 9362, 34 Pages, 1981/02

JAERI-M-9362.pdf:0.73MB

内殻イオン化による原子励起は、X線放射やオージェ電子放出により失活するが、原子核との間にある条件を満たすと、「電子遷移による核励起」(NEET)による失活が可能となる。本報告では、$$^{237}$$Puの電子捕獲崩壊時に、娘核種の$$^{237}$$NpにおいてNEETが起り得る状態が出現することに着目し、その$$^{237}$$NpにおけるNEETの検出を試みた。検出は、NEETを引き起こす摂動の結果現われるサテライトX線のうち、K$$alpha$$$$_{1}$$X線のサテライト対を調べることにより行われた。その結果、NEET確立の上限値として、4$$times$$10$$^{-}$$$$^{3}$$の値を得た。

論文

Half-life of $$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Pu

馬場 宏; 鈴木 敏夫; 畑 健太郎

Journal of Inorganic and Nuclear Chemistry, 43, p.1059 - 1062, 1981/00

 被引用回数:4 パーセンタイル:36.2(Chemistry, Inorganic & Nuclear)

表面障壁型半導体検出器を用いて、低エネルギー光子スペクトルを繰返し測定することにより、$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Puの半減期を測定した。繰返し測定は約600日にわたり43回行った。$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Pu測定試料は、理研サイクロトロンの$$^{3}$$Heビームを用い$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{8}$$U($$^{3}$$He,4n)$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Pu反応で生成したプルトニウムをイオン交換法により分離精製して調整した。半減期測定に妨害となる不純物放射能は$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{6}$$Pu及び2$$^{3}$$$$^{8}$$Puのみであり、且その妨害はLX線領域に限られていた。不純物放射能の妨害を受けないKX線ならびに$$gamma$$線のピーク乃至ピーク群を選んで、それぞれの成分毎に減衰曲線を作成し、最小自乗フィットの操作により、$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Puの半減期を求めた。得られた半減期の値は45.12$$pm$$0.03日であった。

論文

Preparation of a gamma-ray emitting plutonium isotope $$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Pu

畑 健太郎; 馬場 宏; 梅澤 弘一; 鈴木 敏夫; 野崎 正*

Int.J.Appl.Radiat.Isot., 27(12), p.713 - 715, 1976/12

 被引用回数:10

モナコ海洋研究所(IAEA)の要請に基いて、約1.5$$mu$$Ciの$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Puを調整した。$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Puの生成反応を検討した結果、$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{8}$$U($$^{3}$$He,4n)$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Pu反応を選ぶこととし、$$^{3}$$HeビームでU金属を照射した。照射した試料を溶解したのち、イオン交換法によりPuを分離精製した。得られたPu試料の一部を取って、半導体検出器による$$gamma$$(X)線および$$alpha$$線スペクトロメトリーとガスフロー・プロポーショナル・カウンターによる$$alpha$$線ならびに転換電子の測定を実施し、$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Puの同定と定量,不純物の同定と定量を行なった。その結果、放射性不純物としては、短寿命の$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{8}$$$$^{,}$$$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{9}$$Npの他には、微量の$$^{1}$$$$^{0}$$$$^{3}$$Ruが検出されたのみで、充分使用目的に耐える純度が得られていると結論された。

報告書

荷電粒子の飛程および無限厚さのターゲットに対する核反応生成量(Thick Target Yield)の計算コード; TYIELD

畑 健太郎; 馬場 宏; 馬場 澄子

JAERI-M 5558, 128 Pages, 1974/02

JAERI-M-5558.pdf:5.67MB

荷電粒子の飛程および無限厚さのターゲットに対する核反応生成量(Thick Target Yield)を計算するためのコードTYIELDを開発した。計算の対象となりうる入射粒子の種類は電子と陽電子を除く原子番号10までの荷電粒子に限られ、そのエネルギーは陽子相当で2MeVから500GeVの範囲に限られる。これらの制限は飛程の計算上の制約によるものである。ターゲットの種類はあらゆる元素、化合物、あるいは混合物について有効である。計算に必要な記憶容量は62K語、一反応あたりの所要時間はCPU専有時間にして2分以下である。附録としてフォートランリスト、全元素に対する陽子の飛程の計算値、218種類のラジオアイソトープの製造に有用な荷電粒子反応に対するThick Target Yieldの計算値、および励起関数データを載せた。

23 件中 1件目~20件目を表示