ワールドワイドメタコンピューティングの試みについて

Worldwide metacomputing experiments at SC2000

今村 俊幸; 村松 一弘; 北端 秀行*; 金子 勇*; 山岸 信寛*; 長谷川 幸弘*; 武宮 博*; 平山 俊雄

Imamura, Toshiyuki; Muramatsu, Kazuhiro; Kitabata, Hideyuki*; Kaneko, Isamu*; Yamagishi, Nobuhiro*; Hasegawa, Yukihiro*; Takemiya, Hiroshi*; Hirayama, Toshio

世界各国の計算機資源のみならずさまざまなネットワーク上の装置を有機的に結合し、一つの仮想計算機システムを構築する試みとしてメタコンピューティングが提案されている。原研では、これまで開発したSTA基本システムを利用してローカルエリアネットワーク内での実験を行ってきたが、さる11月に開催されたSC2000において、世界4ヶ国のスパコンを結合して世界規模での実験の試みに成功した。本実験では放射線情報推定システムを用いて世界4機関の並列計算機を利用し最大計510CPUの計算を行うことができた。また、計算と同時に放射線源の拡散過程の実時間可視化を行うことも成功した。本報告では、実験に使用した要素技術並びに実験の結果について報告する。

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