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国際放射線研究連合(ICRR)第11回大会印象記

The 11th International Congress of Radiation Research

三枝 新*

Saigusa, Shin*

4年に1度開催される国際放射線研究連合(ICRR)の第11回大会に参加し、低線量放射線影響や放射線健康リスクにかかわる最近の研究動向について調査・報告する。今大会で注目を浴びたのは$$alpha$$粒子のマイクロビームを用いた放射線細胞がん化実験で、従来からの疫学研究に基づいたラドン健康リスク評価上の問題解決の助けとなるデータを、細胞生物学の側から提供した点が重要である。同様に放射線が直接ヒットした細胞からのシグナルが、その周囲の非ヒット細胞に伝わり、非ヒット細胞にも照射の影響が現れるBystander効果についてもマイクロビームを用いた研究が発表された。これらの実験研究は、従来の放射線影響研究の基礎となっている標的理論を実験的に検証しうるものであり、放射線リスク研究にとって無視できるものではない。そのほか、本大会で報告された他の研究についても報告を行う。

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