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Inner-shell ionization X-ray laser and hollow atom X-ray laser

内殻電離型X線レーザと中空原子型X線レーザー

森林 健悟*; 佐々木 明; 上島 豊*; 田島 俊樹*

Moribayashi, Kengo*; Sasaki, Akira; Ueshima, Yutaka*; Tajima, Toshiki*

高輝度短パルスX線によって誘起される超高速原子過程について考察する。標的原子によってX線レーザーの波長、持続時間だけでなく、必要なX線の強度が決まり、原子過程がこのX線レーザー法に非常に重要である。これを示すために炭素、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウムの標的原子を取り扱う。炭素原子のK$$_{alpha}$$遷移と比較するとナトリウム、マグネシウム、アルミニウム原子の3s$$rightarrow$$2p遷移の方がさらに、これらの標的原子は蒸気の方が固体状態よりも必要なX線強度が小さくて済むことがわかった。また、X線源の輝度がある値よりも大きくなると、超高速で多重内殻電離が起こり、中空原子が多量に形成される。この中空原子がX線レーザー源として十分に機能することも示す。

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