制癌法; この1年の進歩
Cancer therapy; Advances in this year
嘉悦 勲
Kaetsu, Isao
人工材料に関連した制癌技術のこの1年間の研究の動向をレビューしたものである。特にDDS(drug delivery system)のこの分野への応用が中心になる。Implantableな制癌薬複合DDSの研究とInjectableな制癌薬結合(または複合)DDSの2つの研究の流れがあり、前者が局所化学療法やホルモン療法などの形で着実にすすめられている一方、後者の研究が急速に活発化してきたことが、この1年の目立った動きである。ImplantableなDDSの前立腺癌(ホルモン療法)での臨床研究にはみるべき成果があった。免疫療法への試みも行われ始めている。一方、InjectableなDDSでは、スマンクスなどの高分子医薬が顕著な成績を挙げており、またリポソームやリピッドマイクロスフイアを用いた基礎的な研究が活発化している。
no abstracts in English
- 登録番号 : A19880128
- 抄録集掲載番号 : 47000292
- 論文投稿番号 : 20969
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