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L.Z.Xin*; M.Carenza*; 嘉悦 勲*; 熊倉 稔*; 吉田 勝; 藤村 卓
Radiation Physics and Chemistry, 40(6), p.579 - 584, 1992/00
低温放射線重合による機能材料の開発を目的として、多孔性の高分子ハイドロゲルを合成し、含水率測定、電子顕微鏡観察などを行い、さらにこのゲルを用いて固定化した酵母のエタノール生産性と、物理的性質との関係を調べた。高分子ハイドロゲルを滅菌後、酵母培養液中に投入し震とう培養した。酵母は担体表面に付着し、ハイドロゲル担体の孔を通って担体内部に、増殖しながら浸入し固定化された。酵母細胞が固定化される程度やエタノール生産性は、担体の親水性や多孔性が大となる程、高くなることがわかった。
中瀬 吉昭; 嘉悦 勲*; 日馬 康雄; 瀬口 忠男
放射線化学の歴史と未来; 30年の歩み, p.306 - 325, 1990/11
3.1.4.トリオキサンの放射線固相重合の開発研究の歴史をまとめた。また、固相重合の発展として展開した低温放射線重合法による高分子材料の開発についてもまとめた。トリオキサンの場合、モノマー精製から安定化までの一貫したプロセスの工業化技術を確立し、テトラオキサンの場合、同時安定化固相重合プロセスを完成し、アセタール樹脂製造法として工業化技術を確立した。低温放射線重合では、ガラス性モノマーの固相重合をとりあげ、基礎研究から応用研究へと発展させバイオ関連技術を開発した。3.1.7.耐放射線性試験研究の必要性が、原子炉周辺で用いられる有機材料の重要性から確認されだし、照射効果の研究とともに、材料の健全性、信頼性の評価が必要となった。これにともない、試験条件の設定等評価のための試験法の開発が原子炉の安全運転のために必要なことなどの歴史をまとめた。
玉田 正男; 笠井 昇; 嘉悦 勲*
Biotechnology and Bioengineering, 33, p.1343 - 1346, 1989/04
被引用回数:6 パーセンタイル:28.24(Biotechnology & Applied Microbiology)スポロトリウム=セルロフィラム菌を不織布を用いて、固定化繰り返し回分培養を行ったときに生産される酸素の特性をフリー培養のものと比較した。濾紙のグルコースへの分解性を比較したとき、固定化繰り返し回分培養で得られた酵素の方が中間生産物の蓄積量が少なく、高収入率でグルコースにまで変換できることが判明した。これは固定化繰り返し回分培養することにより、菌がフリー培養に比較して、長時間培養されるため、生産される酵素組成が変化したためであった。
吉田 勝; 浅野 雅春; 森田 泰司*; 嘉悦 勲; 今井 強一*; 真下 透*; 湯浅 久子*; 山中 英寿*; 河原田 うめ子*; 鈴木 慶二*
Biomaterials, 10, p.16 - 22, 1989/01
被引用回数:10 パーセンタイル:46.07(Engineering, Biomedical)シスプラチンを低温放射線重合法によってビニルコポリマー(80/20vol-%組成のdiethylene glycol dimethacrylate/polyethylene glycol #600 dimethacrylate)中に固定した。
熊倉 稔; 玉田 正男; 笠井 昇; 嘉悦 勲*; 神野 節子*
Biotechnology and Bioengineering, 33, p.1358 - 1362, 1989/00
被引用回数:13 パーセンタイル:50.99(Biotechnology & Applied Microbiology)セルラーゼ生産活性の高いトリコデルマ菌体の新しい固定化法を研究した。固定化用の担体はセルロース繊維織布の表面をビニルモノマーの放射線重合によりコーティングし使用した。固定化は菌体と担体との接触による吸着方式によるもので、菌体を含む培養液に固定化担体を一定量添加することにより容易に吸着固定化された。固定化菌体からの酸素産生活性は培養液のロ紙分解活性を測定することにより求めた。酵素産生活性はコーティングするモノマーの種類、モノマーのコーティング量、担体の添加量、担体の形状などによって著しく影響をうけることがわかった活性値は疎水性モノマーを使用し、低温度コーティングすることにより菌体の増殖性も増大し、同時に活性値も増大することが明らかになった。
吉田 勝; 浅野 雅春; 福崎 裕延*; 嘉悦 勲*; 真下 透*; 湯浅 久子*; 今井 強一*; 山中 英寿*
Prostate Cancer; Second Tokyo Symp., p.288 - 292, 1989/00
技術情報部登録No.B-7706で承認されている学会発表内容(昭和62年12月12日、東京で発表)が「Second Tokyo Symposium on Rrostate Cancer」のタイトルをもつ図書として出版される。
笠井 昇; 玉田 正男; 熊倉 稔; 嘉悦 勲*
JAERI-M 88-237, 26 Pages, 1988/12
本報告は、培養装置の特性およびトリコデルマ菌の培養条件について調べた結果をまとめたものである。培養装置は、セルロース廃資源の糖化醗酵への放射線利用技術の開発のテーマの基で、昭和57年3月に設置されたセルロース廃資源糖化試験装置の1つのユニットプロセスである。この装置はベンチスケールで、セルラーゼ酵素液を得るために使用する。本研究では、酵素液サンプリングの自動化動作、クリーンブースによる汚染粒子の除去、培養での雑菌汚染に帯する対策およびトリコデルマ菌の培養における通気量と攪拌の影響などを調べた。汚染を防ぐクリーンブース内で長期間雑菌汚染されず培養液を供給し、連続培養する操作技術を確立した。また、培養槽内を雑菌汚染させず、一定時間毎に自動的に酵素液をサンプリング出来ることがわかった。トリコデルマ菌のバッチ培養において空気量4l/min以上、攪拌翼の回転数250rpmで攪拌することにより高い酵素活性を持った培養液の得られることが明らかに成った。
熊倉 稔; 嘉悦 勲*
日本化学会誌, 1988(11), p.1822 - 1829, 1988/11
木粉およびモミガラの電子加速器による放射線前処理において照射線量および電子電流によって照射効果が促進され、また照射後の100~140Cでの試料加熱によって照射効果が促進された。カセイソーダ水溶液の添加下での照射によって著しく照射効果が促進されることがわかった。
嘉悦 勲; 熊倉 稔
Radiation Physics and Chemistry, 30(4), p.263 - 270, 1988/04
酸素・抗体などの緩衝水溶液とモノマーの混合物に近エネルギー電子線を照射することにより、薄膜状の固定化物が得られ、膜厚はエネルギーと透過深さで決り、膜を除去して照射をくり返すたびに同一膜厚、同一活性の固定化物が得られることが判った。
笠井 昇; 玉田 正男; 熊倉 稔; 嘉悦 勲
JAERI-M 88-015, 15 Pages, 1988/02
もみがらの糖化に対するアルカリ前処理の効果およびアルカリ、粉砕、放射線照射処理の併用効果について研究した。
玉田 正男; 笠井 昇; 嘉悦 勲
Biotechnology and Bioengineering, 32, p.920 - 922, 1988/00
被引用回数:4 パーセンタイル:24.92(Biotechnology & Applied Microbiology)セルラーゼの活性測定法の1つに濾紙分解活性(Filter Paper Activity)によるものがある。しかしながら、グリコースの生産性ということに着目した場合、濾紙からグリコースに分解が起こる程度で生成するオリゴ糖の影響で活性が過大評価される可能性がある。そこで、生成したグリコースのみからセルラーゼの活性を測定する方法として、グリコース生産活性を導入し、濾紙分解活性とグリコース生産活性の差異について検討した。
玉田 正男; 笠井 昇; 嘉悦 勲
Biotechnology and Bioengineering, 32, p.386 - 390, 1988/00
被引用回数:8 パーセンタイル:67.01(Biotechnology & Applied Microbiology)スポロトリクム=セルロフィラムの胞子をポリエチレングリコール(1000番)ジメタクリレート(23Gモノマー)を用い、-78Cで2kGyの線を照射して、固定化した。
G.De-Yu*; 吉田 勝; 浅野 雅春; 福崎 裕延*; 嘉悦 勲
European Polymer Journal, 24(11), p.1037 - 1040, 1988/00
N-ヒドロキシサクシニイミド基をもつビニルモノマーの放射線固相重合を、Co線源からの線を用いて、in-sourceおよびpost反応によって検討した。
福崎 裕延*; 吉田 勝; 浅野 雅春; 饗庭 喜和*; 嘉悦 勲
European Polymer Journal, 24(11), p.1029 - 1036, 1988/00
被引用回数:44 パーセンタイル:87.1(Polymer Science)L-乳酸(LA)と-バレロラクトン(VL)の共重合をN雰囲気、200C、無触媒、そして水の存在下でおこなった。
Kim, J.; 熊倉 稔; 嘉悦 勲
International Journal of Radiation Applications and Instrumentation, Part A, 39(11), p.1145 - 1152, 1988/00
粒子およびラメラ状の徐放性昆虫誘引剤組成物を作製する研究を低エネルギー電子加速器を使用して行った。昆虫誘因物質として4-フェニル-2-ブタノンをモノマーとして親水性および疎水性のメタクリレートとウレタンを用いた。昆虫誘因物質の徐放性は組成物の多層膜の層数, モノマー濃度, 膜厚, 測定雰囲気を変えることによって調べた。
浅野 雅春; 吉田 勝; 嘉悦 勲; 片貝 良一*; 真下 透*; 湯浅 久子*; 今井 強一*; 山中 英寿*
Polym. J., 20(3), p.281 - 284, 1988/00
被引用回数:7 パーセンタイル:71.96(Polymer Science)ペプチド結合とエステル結合をもつシーケンシャルポリデプシペプチド、〔Ala-Leu-Glu(OEt)-Lac〕とペプチド結合のみをもつシーケンシャルポリペプチド、〔Ala-Leu-Glu(OEt)-Ala〕を合成した。これらのポリマーの酵素分解性を検討した。
藤村 卓; M.Carenza*; 嘉悦 勲
Radiation Physics and Chemistry, 31(4-6), p.653 - 655, 1988/00
低温放射線重合性を用いて高分子担体を作成し、この担体に酵母を物理的吸着法と酵母自身の増殖能力とを併用した方法で固定化した。
森田 泰司*; 吉田 勝; 浅野 雅春; 嘉悦 勲
Colloid and Polymer Science, 265(10), p.916 - 921, 1987/10
被引用回数:9 パーセンタイル:48.8(Chemistry, Physical)エチルプロピオネート中でのN-methacrylsuccinimide(MASu)とdiethylene glycol dimethacrylate(2G)の放射線重合を25Cから-Cの温度範囲において試みた。
笠井 昇; 玉田 正男; 熊倉 稔; 嘉悦 勲
JAERI-M 87-047, 12 Pages, 1987/03
もみがらの機械的前処理をベンチスケ-ル試験装置により研究した。もみがらは大量のセルロ-ス廃資源を短時間に処理できる衝撃式粉砕機により粉砕を行なった。放射線照射を行なったもみがらの粉砕効果は粒度と糖化性について調べた。未処理もみがらの糖化における糖(グルコ-ス)収率は酵素のもみがらに対する低親和性により低かった。しかし、もみがらの粉砕処理による微粒子化のため 酵素の親和性が増大し、高い糖濃度の溶液を得た。粉砕により得られた微粒子もみがらは、高いスラリ-濃度での糖化を可能にさせる事が出来た。電子加速器による照射前処理は粉砕に要する電力を減少させ、微粒子の収率を増大させた。70Mrad以上照射したもみがらは粗粉砕するだけで高い糖度が得られた。
吉田 勝; 浅野 雅春; 嘉悦 勲; 今井 強一*; 真下 透*; 湯浅 久子*; 山中 英寿*; 鈴木 慶二*; 森田 泰司*
人工臓器, 16(3), p.1333 - 1336, 1987/03
低温放射線重合法で調製したシスプラチンを含むvinyl copolymer針をウィスター系ラットの腎臓に埋入した。この針からシスプラチンが徐々に放出され、結果的に針周囲・組織が壊死化した。針周囲の組織壊死の立体像はラグビーボール状で、その中心に針が位置している形態を示した。この場合、針表面から外側へ向っての壊死の組織形態は凝固壊死層、融解壊死層そして非壊死(正常組織)からなることが分った。このような組織形態はurokinase(フィブリン溶融酵素)、lipase(脂肪分解酵素)およびtrypsin(タンパク質分解酵素)のような酵素をシスプラチンと共存させた時に顕著に変化した。すなわち、針埋入から7日目で比較した場合、非酵素もしくはurokinase含有系の壊死形態は殆んどが凝固壊死であったのに対し、lipaseおよびtrypsin含有系のそれは逆に融解壊死からなっていることが組織所見(HE染色)から判明した。