Initial results of helium ash experiment in the JT-60 lower divertor

JT-60下側ダイバータにおけるヘリウム灰排気実験の初期結果

中村 博雄; 飛田 健次; 平山 俊雄; 小出 芳彦; 新井 貴; 栗山 正明; 久保 博孝; 草間 義紀; 杉江 達夫; 杉原 正芳; 滝塚 知典; 谷 啓二; 山本 新

Nakamura, Hiroo; Tobita, Kenji; Hirayama, Toshio; Koide, Yoshihiko; Arai, Takashi; Kuriyama, Masaaki; Kubo, Hirotaka; Kusama, Yoshinori; Sugie, Tatsuo; Sugihara, Masayoshi; Takizuka, Tomonori; Tani, Keiji; Yamamoto, Shin

核融合炉実現のためには、DT反応で生じたヘリウム灰の空プラズマ中での含有量を5~10%に制御する必要がある。以上から、ヘリウム灰排気特性は、トカマク実験での重要な課題である。しかし、従来の実験は、DIIIにおけるジュール加熱プラズマのみである。本報告は、JT-60の下側ダイバータ配位で、5~18MWのNB加熱を行い、ヘリウム灰排気特性を調べた。ヘリウムの補給は、ガスパフの他に、核融合炉でのヘリウム灰発生分布を模擬して、ヘリウムNB入射による中心補給も行った。以上の結果、NB加熱時には、高電子密度放電を実施して、ヘリウムが高リサイクリングとなり、ダイバータ部ヘリウム圧力を高く出来、ヘリウム灰排気が楽になることが明らかとなった。

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