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The use of color to quantify the effects of pH and temperature on the crystallization kinetics of goethite under highly alkaline conditions

色による針鉄鉱結晶化の速度論的研究

永野 哲志  ; 中嶋 悟*; 中山 真一 ; 妹尾 宗明

Nagano, Tetsushi; not registered; not registered; not registered

地下水から放射性核種を共沈・固定する場として、鉄の沈澱・結晶化に関する速度論的研究を沈澱物の色の変化に着眼して行った。褐色の非晶質鉄水酸化物は熟成条件により黄色の針鉄鉱、赤色の赤鉄鉱及びこれらの混合相に結晶化する。肉眼で観察される変色の様子を色彩色差計で測定した値を基にa$$^{ast}$$-b$$^{ast}$$座標系で表記すると、針鉄鉱と赤鉄鉱では異なるパターンを示し、a$$^{ast}$$-b$$^{ast}$$座標上で結晶生成物が識別できることがわかった。針鉄鉱ではb$$^{ast}$$値(黄色度を表す)と結晶化度がよい相関を持つことからb$$^{ast}$$値を基に針鉄鉱の結晶化曲線を作成した。結晶化曲線からこの反応が一次反応であることを推定し反応速度定数を求めた。この定数は熟成温度が高いほど、またpHが高いほど大きな値を示した。反応速度のpH依存性及び温度依存性は針鉄鉱の結晶化に関する従来からのモデル(非晶質鉄水酸化物の溶解、溶解した成分の再沈澱)を支持するものである。

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分野:Chemistry, Physical

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