検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

日本の食品照射; 基礎的知識を中心に

Present status and prospects of food irradiation in Japan

伊藤 均

Ito, Hitoshi

照射食品が国際間貿易で流通しはじめており、国内でも食品照射を再評価する動きが見られる。食品照射が消費者に不安感を与える理由の一つに放射線と放射能の混同がある。食品照射に用いられる放射線のエネルギーは10MeV以下であり、透導放射能の生成は自然放射能の20万の1以下である。放射線の化学反応はフリーラジカルによるものであるが、同種の反応は自然界のいたる所で起っている。生物に対する作用は紫外線と類似しており、有害微生物の発生は考えられない。照射食品の安全性は動物を使った試験が多く行われており、国際機関も安全性に問題がないと表明している。食品照射はコスト的にも従来法と太刀打ちでき、各種薬剤処理が禁止されつつある現在、代替法として国際的に注目されている。ここでは、食品照射の基礎及び今後の展望について解説する。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.