両端に直管を接続した180゜曲がり円管内層流の数値解析

Numerical simulation of laminar flow in a curved pipe using a boundary fitted coordinate system

功刀 資彰; 横川 三津夫; 住吉 誠*; 秋山 光庸*; 中西 純一*

Kunugi, Tomoaki; Yokokawa, Mitsuo; not registered; Akiyama, Mitsunobu*; not registered

出入口に直管を取付けた180゜曲がり円管内流れを境界適合座標系で記述した非定常三次元Navier-Stokes方程式を用いて解析した結果、解析結果は実験値とほぼ一致し、本計算の妥当性が確認された。また、直管入口での流入速度分布の影響は曲がり円管入口から約11a(aは管半径)程度まで及ぶこと、および内外壁面せん断応力の交差点は曲がり円管入口から約1.8aにあることがわかった。また、流跡線を求め、管入口から出口に至る液体の挙動を可視化した。その結果、トレーサ粒子の挙動は通常考えられている断面内二次流れに乗った軌跡と異なった複雑なパターンを示し、「流れの可視化」についての新しい問題点が指摘された。

no abstracts in English