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Weathering degree of granitic rocks as studied by X-ray diffractometry and diffuse reflectance spectroscopy

X線回折法及び拡散反射法による花崗岩質岩石の風化度の研究

永野 哲志  ; 中嶋 悟

Nagano, Tetsushi; not registered

花崗岩が風化を受けると全体が赤味を帯びて見えるが、これは構成鉱物である黒雲母の周辺に生じる褐色のにじみのためである。本研究では、風化花崗岩を路頭で調査する時、まず最初に観察される色の変化について、そのメカニズムを推定する為に、褐色部中の生成物を拡散反射法により、又その供給源である黒雲母をX線回折法により定量分析した。その結果、褐色部中にはFeO(OH)が生成され、これが風化に従い増加することが分かった。一方、黒雲母は風化に従い減少することも分かった。このことは、花崗岩の風化の際に、黒雲母中の鉄が溶出し、周辺にFeO(OH)として沈澱することを示唆しいてる。又、黒雲母の溶解速度はFeO(OH)の沈澱速度より圧倒的に小さく、従って、風化の際の鉄の反応を律速しているのは黒雲母の溶解反応であることが分かった。

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