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食品照射の基礎

Introduction of food irradiation

伊藤 均

Ito, Hitoshi

食品照射が消費者に不安感を与える理由として放射線と放射能の混同がある。食品に用いられる放射線のエネルギーは10MeV以下と規制されてり、誘導放射能の生成は自然放射能の20万分の1以下である。放射線の食品内での作用はフリーラジカルによる化学反応であり、水分解によって生じる水酸化基の寄与が大きい。生物に対する作用は細胞分裂能の欠失であり、細胞内の活性は照射後にも残存している。食品照射は低線量処理、中線量照射、高線量照射に分類されており、照射による食味劣化防止技術も確立されている。放射線による食品の分解生成物は1~10ppmと非常に少く、生成物は加熱と類似している。無菌の実験動物飼料が25年にわたって実用化されていることも、照射食品の安全性を証明している。照射施設は人体に危険がないように管理されており、処理コストも従来技術に対抗できる。

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