高温ガス炉燃料の高燃焼度照射試験における燃料温度予測; 日米高温ガス炉燃料共同照射試験

Fuel temperature prediction during high burnup HTGR fuel irradiation test; US-JAERI irradiation test for HTGR fuel

沢 和弘; 福田 幸朔; R.Acharya*

Sawa, Kazuhiro; Fukuda, Kosaku; R.Acharya*

本報は、米国オークリッジ国立研究所のHFIRで照射を行ったHRB-22キャプセル照射試験の照射前に行った温度評価について記述したのもである。本試験は、米国エネルギー省と原研との高温ガス炉研究開発試験協力に基づいて実施している高温ガス炉燃料日米共同照射試験の一部である。燃料は、高温工学試験研究炉用初装荷燃料よりも高燃焼度に耐えるよう設計した国産の改良型燃料である。照射中の燃料コンパクト内の重金属及び核分裂生成物量の変化は、CACA-2コードを用いて計算した。定常温度計算にはHEATING7.2コードを用いた。この計算結果に基づき、4サイクルの照射期間を通して燃料コンパクト平均温度及び最高温度をそれぞれ1250C、1350C以下にするよう、燃料コンパクトを収納する黒鉛及びキャプセルの直径を定めた。本検討結果に基づき、キャプセル部品寸法等の詳細設計を行った。

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