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Microstructure of welded and thermal-aged low activation steel F82H IEA heat

低放射化フェライト鋼F82H IEAヒートの溶接・時効後のミクロ組織

沢井 友次; 芝 清之; 菱沼 章道

Sawai, Tomotsugu; Shiba, Kiyoyuki; Hishinuma, Akimichi

IEAヒートF82HをTIG及びEB溶接し、溶接後歪み取り熱処理(PWHE)を施した後、さらに550$$^{circ}C$$での時効を実施した。また、母材の時効を500~650$$^{circ}C$$の間で行った。PWHT直後の溶接継手の硬さ分布では、TIG,EBともに溶金部での硬化が認められ、EBではより顕著であった。一方、TIGの場合には明瞭な軟化部が溶接熱影響部に認められた。母材の顕著な軟化は650$$^{circ}C$$以上の時効温度で認められたが、硬化したTIG溶接金属は、550$$^{circ}C$$での時効でも軟化を示した。溶金部の電子顕微鏡観察の結果、550$$^{circ}C$$,3000時間の時効でも、析出物の発生は通常の母材よりかなり少なかった。X線回折によって定められたF82HのTTT線図では、Laves相の発生は550$$^{circ}C$$時効の場合は6000時間以上の時効時間が必要とされているが、電子顕微鏡観察では溶金部中には550$$^{circ}C$$での3000時間時効でLaves相の発生が見られた。炭化物発生が少ないために固溶W量が多いこと、Laves相の発生を押さえると言われるNbの濃度が低いこと、あるいは凝固時の偏析等、溶金部では母材に比してLaves相の発生による脆化を懸念させる要素があるが時効時間を10000時間に延長してもLaves相は、その成長が顕著でなく、時効温度550$$^{circ}C$$に関しては溶金部でのLaves相による脆化は影響が少ないと予測される。

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分野:Materials Science, Multidisciplinary

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