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Positronium formation between positron and trapped electron studied by positron annihilation lifetime and ESR

陽電子消滅寿命とESRによる陽電子と捕捉電子のポジトロニウム形成反応の研究

平出 哲也  

Hirade, Tetsuya

10年以上の間、低温で高分子中で観られたポジトロニウム形成のゆっくりとした増加は、高分子の物理的な緩和であると解釈されてきた。これに対しわれわれは陽電子と捕捉電子の反応によるポジトロニウム形成という新しいモデルを提唱し、予言される可視光による効果も実験で得ることに成功し、その正当性を証明した。さらに捕捉電子密度をESRで求め、その密度とポジトロニウムの形成の増加が比例していることなど明らかにした。また、密度高く形成されるアルキルラジカルなどが陽電子挙動に影響しないこともわかった。以上のことを総括し、今後の課題などについて議論する。

no abstracts in English

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