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特集: 核データ利用の現状と将来; 崩壊熱の問題

Decay heat of fission products and actinides

田坂 完二

Tasaka, Kanji

本稿は「核データ利用の現状と将来」という原子力工業に掲載される記事の第4番目の各論である。崩壊熱を計算するのに必要な核データは、崩壊系列,崩壊定数,崩壊エネルギー,中性子断面積および核分裂収率の5項目である。FPの崩壊熱を計算する為には600以上の核種の核データが必要である。核データの既知のFP核種は200~300にすぎずその精度も充分ではない。特に崩壊データが不充分である。従って核データの精度を向上し、未測定のデータの測定値を増加するのが必要なのは当然として、既知のデータを内外挿して未知のデータを推定する系統性および理論の進歩が重要である。アクチニド核種の崩壊熱を計算する上で最も重要でかつデータの不足しているのが中性子断面積である。断面積に関しては比較的、系統性が成り立ちにくく、測定値の質と量の向上が望まれる。

no abstracts in English

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