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ミカンの褐変発生と貯蔵効果に及ぼす電子線エネルギーの影響

Effect of electron energies on Peel browning and shelf-life of citrus Unshiu.

渡辺 宏; 青木 章平; 佐藤 友太郎*

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0.2~1.5MeVの範囲で電子線エネルギーを変化させ、エネルギーと褐度発生との相関、ならびに各エネルギーでのカビ抑制効果について検討した。ミカン表面を200krad照射し、3$$^{circ}$$Cで3ヶ月間貯蔵すると、褐度発生率は0.2MeVでは非照射と同じで10%であったが、0.5MeVでは非照射の1.4倍、0.9MeVでは1.8倍、1.5MeVでは2.7倍となり、エネルギーが高くなるほど褐度発生率は増加した。カビ発生の抑制効果は0.2MeVでも幾分認められるが、0.5MeVが最も効果が大きく、0.9MeVや1.5MeV逆に低下した。一般市場への移送を考慮し、照射後3$$^{circ}$$Cに3か月貯蔵した試料をさらに、16~25$$^{circ}$$C室温で1週間貯蔵した場合のカビと褐度の発生率をしらべた結果、0.5MeV照射区でカビや褐度の発生が最も少なく、0.2MeV、0.9MeV、1.5MeVではカビの発生が著しかった。また線量率効果はみられず、照射前後の加熱処理(52$$^{circ}$$C、5分)はカビの発生と褐度の発生を増加させた。電子線の透過性と殺菌効果について考察した。

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