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Existence of a novel liquid phase in methyl acetate

酢酸メチルの新しい液相の存在

河西 俊一; 貴家 恒男; 武久 正昭

Kawanishi, Shuichi; Sasuga, Tsuneo; Takehisa, Masaaki

我々は、平面的な分子構造を持つ種々のビニル化合物が、高圧下で構造液相を持つことを報告してきた。中でもアクリロニトリル、trans-1,2-ジクロロエチレンは、常圧下でも低温で構造を持ち、構造形成には平面構造と分子四極子モーメントが必要な条件であることを明らかにした。これはビニル基の特質なのか?今回平面的で価電子密度の高い$$^{-}$$$$^{c}$$$$^{-}$$$$^{o}$$基を持つ酢酸メチルを取り上げ、常圧、高圧下でのT$$_{1}$$測定、常圧下での比容の温度変化を測定した。その結果、常圧下では、T$$_{1}$$、比容の温度変化から、-12$$^{circ}$$Cで液-液相転移を観測した。また、T$$_{1}$$の温度変化の解析から、酢酸メチルは、相関時間の近い値の二つの回転運動モードを持ち、転移点で一つのモードから他のモードへ移ることが明らかになった。高圧下のT$$_{1}$$測定から、液-液相転移の圧力-温度関係を求めた。

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分野:Physics, Multidisciplinary

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