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Protection effects of condensed bromoacenaphthylene on radiation deterioration of ethylene-propylene-diene rubber

臭素化アセナフチレン縮合体によるエチレン-プロピレン-ジェンゴムの耐放射線化効果

森田 洋右; 萩原 幸; 笠井 昇

Morita, Yosuke; Hagiwara, Miyuki; not registered

原子炉周辺などの放射線照射下で使用される有機高分子材料のなかで、電線ケーブル絶縁材は炉の安全にとって重要な役割をはたしている。先の重合性難燃剤である臭素化アセナフチレン縮合体(con-BACN)を配合したエチレン-プロピレン-ジェンゴム(EPDM)の難燃化につづいて、本論文はcon-BACNによるEPDMの耐放射線化について検討したものである。$$^{6}$$$$^{0}$$Co-$$gamma$$線照射に対し、con-BACN配合EPDMは非常に高い耐放射線性(800~1000Mrad)を示した。さらに、con-BACNの耐放射線性付与機構を検討するために、con-BACN配合EPDMの酸素雰囲気中(O$$_{2}$$中)及び窒素(N$$_{2}$$)雰囲気中での照射劣化挙動を調べた。比較例として、添加型難燃剤デカブロムジフェニルエーテル、アセナフチレンの試料についても検討した。この結果、特にO$$_{2}$$中で、重合性のcon-BACNは照射による基材ポリマーの酸化劣化を補償する橋かけ作用のあることが推論された。

no abstracts in English

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パーセンタイル:35.87

分野:Polymer Science

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