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放射線による殺菌法について

Microbial control methods by radiation treatment

伊藤 均

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放射線による食品の衛生化、貯蔵性向上を目的とする処理法が世界各国で注目され始めている。現在、放射線殺菌が有望と考えられている分野は食品や家畜飼料の保蔵性の向上と衛生化する分野、医療器具および薬剤の殺菌の分野などである。放射線の殺菌作用は紫外線と類似している。両者とも照射により細胞内DNAに損傷が起こり、細胞分裂能を失うことにより細胞死につながっている。食品を殺菌する目的は病原菌の殺菌、貯蔵期間延長を目的とする菌数の低減化、完全殺菌の3つに分類できる。病原菌の殺菌では鶏肉のサルモネラ除去、冷凍魚介類の殺菌、飼料の殺菌が有望である。菌数の低減化および貯蔵期間延長を目的とするものにはソーセージやハム、ベーコン、鮮魚、香辛料、イチゴ、柑橘類などが有望である。完全殺菌を目的とするものは特別の加工処理が必要であるが、ハムやベーコン、ソーセージなどが有望である。

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