検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

臨界集合体における炉物理測定法の概要

Outline of reactor physics measuring method in the critical assemblies

住田 健二

not registered

「臨界集合体における諸実験に使用される測定器や測定法についてその概要をのべること」というのが編集者から筆者に与えられた課題である。しかし、臨界集合体と原子炉とは構造上に種々な相違点があるにせよ炉物理的な本質に大きな相違点があるわけではないから、この両者にそれぞれ固有の測定法が存在するわけではない。したがって、ここではまず炉物理実験に必要な基本的測定法を述べ、次にその測定法と臨界集合体における実験との結びつきをのべることが課題に対する解答になると考えて筆をとった。しかし、いわゆる炉物理実験の中にはある程度の高中性子束が得られたということを前提としたような実験、たとえば炉内中性子エネルギーの測定を行うにあたって、炉心から中性子ビームを取り出し、中性子モノクロメータとか中性子チョッパで測定を行うような方法や、これに関係した断面測定などを含んでいる。しかしこのような実験は可能であれば重要であるが一般に中性子束の低い臨界集合体ではなかなか困難な実験であるから、ここではこの種実験には一切触れないことにする。また、少なくともこの特集号を手にされるような読者は、放射線測定についてのある程度の基礎的知識は持っておられるはずであるから、そのような事項にはあえて立ち入らない。なお万一必要を感じられたら章末の参考書を利用していただければ幸いである。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.