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高分子に対する放射線照射効果

Irradiation effect for polymers

団野 晧文

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放射線化学の破究は、この数十年間にめざましい発展をとげ、放射線の有するエネルギーを直接物質に与えていろいろの化学反応を起させ、新しい物質をつくることに成功を納めてきた。この新分野で得られた成果は、特に高分子の領域で有望な化学反応が沢山発見されている。たとえばポリエチレンを照射すると、耐熱性、耐溶解性のすぐれた物質となるので、照射ポリエチレンのフィルムは絶縁材料包装材料としてアメリカや日本などで工業化されている。高分子は炭素水素、酸素などの比較的軽い元素からなり、数百ないし数万個の単量体(monomer)が瓦に結合して、一つの巨大分子をつくっている。高分子の物理化学的性質はこれら単量体の化学構造と、その分子量および分子量分布に依存している。高分子が放射線をうけると、分子量および分子量分布に変化がおこるので、低分子化合物に比べて、わずかの線量をうけても、その影響が顕著にあらわれる。それゆえ、早くからいろいろの高分子に対する放射線効果が研究され、放射線化学の研究端緒を開いた。

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