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ガス中のスパーク放電,2; 放電チャンネルの膨張(講座)

Strong current pulshed discharge (Spark) in gases, Part II; Expansion of discharge channel

河口 広司

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放電チャンネルの膨脹のしかたは、パルス状放電の二つの型、すなわちガラス管などで束縛されたチャンネルと、そうでない、いわゆる大気中の放電チャンネルとでは異なっている。前者では、通常、電過程の初期に膨脹は終ってしまい、その後は放電コラムの径が一定で、その特性の変化もゆるやかな放電が続き、放電エネルギーの大部分はこの後の過程で消費される。一方束縛されないチャンネルでは、その膨脹は放電聞ゲキで大部分のエネルギーが消費されてしまうまで続いている。したがって、チャンネルの膨脹に関する研究は、そのほとんどが束縛されないチャンネルに向けられ、放電管(管状ランプ)に関するものはわずかに2、3の研究があるに過ぎない。

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