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高速炉用二次元燃焼コード; FURNACE

FURNACE; The Two-Dimensional Burn-up Code for Fast Reactors

鈴木 友雄

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高速炉の燃焼特性の詳細計算のため、二次元コードFURNACEをCDC-3600用に作成した。熱設計の面からタイム・ステップごとの詳細な出力分布も必要とされるので、中性子束分布の計算には、摂動法,合成法などの近似は用いず、拡散方程式が階差法で解かれている。反復はEQUIPOISE法を用い、98Kのメモリーを利用して、係数の無駄な再計算をほとんど省いて、スピード化をはかった。単に二次元臨界計算コードとして使用することもできる。燃焼計算にはTORCH(JAERIーmemo2312)の方法を用いた。燃焼や臨界調整により新しい密度が計算されるごとに、共鳴自己遮蔽因子の再計算、球形26群拡散計算が繰り返され、新しい少数群定数が求められる。臨界調整が必要な場合は元素の濃度を調整して行われる。その元素は燃料であっても、毒物であってもよく、二種類以上の元素であってもよい。現在ソ連のABNセットが用いられており、このセットの定数と、原子量などのライブラリー・テープ作成用コードLTFURNも用意されている。

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