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坂本 幸夫; 鈴木 友雄*; 佐藤 理*; 平山 英夫*
Journal of Nuclear Science and Technology, 37(Suppl.1), p.484 - 487, 2000/03
点減衰核積分法による線遮蔽計算法の計算精度を向上させるため、線ビルドアップ係数データの算出法の検討を行った。現在ANSI/ANSの標準データとして使用されているPALLASコードによる高原子番号の元素のデータは、高エネルギー線について制動輻射線が前方に放出されると近似しているため、電磁カスケードモンテカルロコードEGS4による結果に比べて過大評価となっている。このため、遮蔽体中での線の挙動をPALLASコードより詳細に取り扱うBERMUDAコードで単一層の鉛における線ビルドアップ係数の計算を行った。低エネルギー領域については蛍光X線の効果、高エネルギー領域についてはEGS4コードで計算した制動輻射線生成マトリックスを組み込むことにより、制動輻射線の効果を考慮した。これにより、BERMUDAコードを用いて低エネルギーから高エネルギーまで一貫して線ビルドアップ係数を算出できる見通しを得た。
中島 宏; 長谷川 明; 鈴木 友雄*
JAERI-Data/Code 96-021, 33 Pages, 1996/06
放射線輸送コードシステムBERMUDAのガンマ線輸送計算サブシステムで用いるガンマ線群定数ライブラリーとして、JENDL-3.2核データファイルに基づいて、新しいライブラリーJ439.BERMJ3G.DATAが作成された。30核種の最新の核データに基づく遮蔽計算及び核融合炉中性子工学に係わる計算が、中性子-ガンマ線共に一貫したデータで、より精度良く行うことが可能となった。核データ処理にはPROF-GROUCH-G/Bコードシステムを用いて、(n-)生成マトリックスが作成された。また、PHOTXデータに基づく微視的な全断面積が30核種について、エネルギー群毎と、群をエネルギーについて10等分したエネルギーグリッド毎に作成され組込まれた。本報告書では主として新ライブラリー作成の要点と、群定数処理システムの使用上のノウハウについて説明している。
中島 宏; 長谷川 明; 鈴木 友雄
JAERI-Data/Code 95-006, 98 Pages, 1995/06
放射性輸送コードシステムBERMUDAの中性子及び随伴中性子輸送計算サブシステムで用いる中性子群定数ライブラリーとして、JENDL-3.2核データファイルに基づいて、新しいライブラリーJ439B・BERMJ3・DATAが作成された。30核種の最新の核データに基づく遮蔽計算及び核融合炉中性子工学に係わる計算が、より精度良く行うことができるようになった。核データ処理にはPROF-GROUCH-G/Bコードシステムを用いた。本報告書では主として処理の概要と処理システムの使用上の要点について説明している。PROF-GROUCH-G/Bコードシステムに関するマニュアルが未刊のため、本報告書は同システムのBERMUDA用中性子群定数作成オプションの使用法解説書としても有用である。
鈴木 友雄*; 長谷川 明; 田中 俊一; 中島 宏
JAERI-Data/Code 94-002, 22 Pages, 1994/07
高精度の遮蔽計算を行うコードシステムの完成を目標に、その計算手法の基礎を確立するため、1~3次元の各形状に対する放射線輸送コードシステムBERMUDAを開発した。本コードシステムでは、空間に関する直接積分法とエネルギーに関する多群モデルとを組み合わせて、定常状態での輸送方程式を数値的に解き、中性子、ガンマ線あるいは随伴中性子の各線束の空間、角度、エネルギー分布を求めている。平成4年に第I部中性子輸送コードがJAERI1327に、平成5年に第II部ガンマ線輸送コードがJAERI-M93-143に報告された。本報告書は第III部として、随伴中性子束計算用の1次元球体系用の輸送コードの開発について報告している。計算式の導出、計算法の概要とコードの適用性テストについて述べると共に、主目的としては、コード使用マニュアルとして、ジョブ制御文と入力データの準備、さらに出力データの概略について述べている。
鈴木 友雄*; 長谷川 明; 田中 俊一; 中島 宏
JAERI-M 93-143, 82 Pages, 1993/07
高精度の遮蔽計算を行うコードシステムの完成を目標に、その計算手法の基礎を確立するため、1~3次元の各形状に対する放射線輸送コードシステムBERMUDAを開発した。本コードシステムでは直接積分法と、エネルギーに関する多群モデルを組合わせて定常状態での輸送方程式を数値的に解き、中性子、ガンマ線あるいは隨伴中性子の各線束の空間、角度、エネルギー分布を求めている。平成4年に第I部中性子輸送コードがJAERI-1327として報告された。本報告書は第II部としてガンマ線輸送コードの開発について報告している。計算法の概要を述べると共に、主目的としては、次の4個のガンマ線輸送コード:1)BERMUDA-1DG、2)同-2DG、3)同-2DG-S16及び、4)同-3DGの使用マニュアルとして、ジョブ制御文と入力データの準備、更に出力データの概要について述べている。
鈴木 友雄; 長谷川 明; 田中 俊一; 中島 宏
JAERI 1327, 110 Pages, 1992/05
核融合炉遮蔽ベンチマーク実験の解析,一般の原子炉施設等の高精度の遮蔽計算を行うコードシステムの完成を目標に、その計算手法の基礎を確立するため、1~3次元の各典型的形状に対する放射線輸送コードシステムBERMUDAを開発した。本コードシステムでは直接積分法と、エネルギーに関する多群モデルを組合わせて定常状態での輸送方程式を数値的に解き、中性子、ガンマ線、あるいは随伴中性子の各線束の空間、角度、エネルギー分布を求めている。コードの適用性テストはFNSを用いて行ったベンチマーク実験の解析によって行った。本報告書の第I部では、4個の中性子輸送コードBERMUDA-1DN、同-2DN、同-2DN-S16及び同-3DNの使用マニュアルとして、計算法、適用性検討結果、群定数ライブラリー、使用に際してのジョブ制御文と入力データの準備について述べた。
中島 宏; 田中 俊一; 鈴木 友雄
Fusion Technology, 16, p.365 - 376, 1989/11
核融合炉の中性粒子入射装置容器を模擬した大きな空洞に入射した14MeV中性子の挙動について、実験とその解析を行った。実験にはNE213検出器と核分裂計数管が用いられ、速中性子スペクトルと熱、熱外中性子反応率空間分布が測定された。解析では、核データとしてENDF/B-IVとJENDLを用い、MCNP-3、DOT3.5、BERMUDA-2DNによる計算手法の、この実験体系に帯する適用性が検討された。
田中 俊一; 鈴木 友雄
Radioisotopes, 38(3), p.162 - 171, 1989/03
ICRPの新勧告の国内法への取入れにより、昭和64年4月1日以降は、外部被曝線量は従来の空気吸収線量(照射線量)に代り、1センチメートル線量当量(又は3ミリメートルあるいは70マイクロメートル線量当量)で評価することが義務付けられる。本報は、新技術基準に基づく1センチメートル線量当量の減衰率データを評価したもので、入射光子エネルギーが60keVから10MeVの単色光子、及び16核種のRI線源について、鉄、鉛、コンクリート、水遮蔽体についてのデータを網羅している。
田中 俊一; 鈴木 友雄
Radioisotopes, 38(2), p.90 - 100, 1989/02
ICRPの新勧告の国内法への取入れにより、昭和64年4月1日以降は、外部被曝線量は従来の空気吸収線量(照射線量)に代り、1センチメートル線量当量(3ミリメートル又は70マイクロメートル線量当量の場合もある)で評価することが義務付けられる。ここでは、照射線量ビルドアップ係数や減衰率等のデータを用いて従来の方法で評価した空気吸収線量を新技術基準に基づく1センチメートル線量当量に換算するために必要な実行換算係数データ及びその具体的方法を述べている。
中島 宏; 田中 俊一; 大山 幸夫; 笹本 宣雄; 鈴木 友雄
Fusion Engineering and Design, 10, p.121 - 125, 1989/00
被引用回数:2 パーセンタイル:33.13(Nuclear Science & Technology)FNSのd-T中性子源を用い、核融合炉遮蔽材料の1つであるType316Lステンレススチール内の中性子スペクトルを小型球形NE213液体シンチレーション検出器により測定した。
浅井 清; 横川 三津夫; 茅野 政道; 石川 裕彦; 鈴木 友雄; 樋口 健二; 秋本 肇; 村尾 良夫; 原田 裕夫; 石黒 美佐子; et al.
JAERI-M 87-136, 107 Pages, 1987/09
本報告は、ベクトル・パラレル併用型計算機の原子力計算への適応性について考察したものである。
鈴木 友雄; 長谷川 明; 金子 邦男*; 中島 宏
JAERI-M 84-177, 20 Pages, 1984/10
1983年度までに中性子輸送計算部分が作成されたBERMUDAコードシステムにガンマ線輸送計算機能を付加するため、まず1次元ガンマ線輸送コードBERMUDA-1DGを作成した。群定数ライブラリーは中性子120群・ガンマ線36群の2次ガンマ生成定数とガンマ線36群の全断面積を30核種について格納している。コンプトン散乱と電子対生成・消滅による群・角度還移マトリックスはコード内で計算し、特に前者ではエネルギーと散乱角の相関をクライン・仁科の式を数値積分することにより精密に取入れた。角度束を求めるための輸送方程式の解法には、群モデルによる直接積分法を用いている。ガンマ線のみの計算、中性子とガンマ線の接続計算のいずれも可能である。本報告書では計算法の概要とコードの使用法について述べている。
伊勢 武治; 鈴木 友雄; 朝岡 卓見; 兵藤 知典*; 菊池 忍
原子力工業, 29(10), p.33 - 40, 1983/00
約5年毎に行われる放射線遮蔽に関する国際会議が去る5月16日から5日間東京で開かれた。本報ではこの会議で発表された、遮蔽研究の基礎分野としての遮蔽解析法と核データ、応用面である遮蔽設計及び遮蔽経験の3分野について、世界の遮蔽研究の現状と動向を解説する。
朝岡 卓見; 兵藤 知典*; 鈴木 友雄; 菊池 忍
日本原子力学会誌, 25(9), p.717 - 722, 1983/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.33(Nuclear Science & Technology)約5年毎に放射線遮蔽分野の各国の専門家が一堂に会し、研究成果の発表、意見の交換を行う遮蔽国際会議が、去る5月16日から5日間東京で開かれた。本稿では、まず本国際会議の開催状況を、日本開催に到るまでの経緯、会議の準備、会議の開催概況に分けて述べる。次いで、世界の遮蔽研究の動向について、本会議までの研究の歩みを概観した後、本会議での発表論文から窺えた動向を解説する。
鈴木 友雄; 長谷川 明; 森 敏実; 伊勢 武治
JAERI-M 82-190, 52 Pages, 1982/12
核融合ブランケットの中性子工学実験の解析、核融合炉を含めた一般の原子炉施設等の高精度の遮蔽計算を行うコードシステムを開発するため、1980年度に完成した一次元中性子輸送コードPALLS-TSを基に、円柱体系用の二次元中性子輸送コードBERMUDA-2DNを作成した。散乱の非等方性の取扱いにP展開法を用いず、中性子束の空間・角度分布の計算には直接積分モデルと通常の多群モデルを結合した手法で輸送方式を解いた。散乱の方位角の変分の計算では、単位球面上の各角度領域の経線による境目も考慮した。中性子束の計算では点線源からの直達線と、それによる散乱源とを分離して取扱い精度を向上させた。FNSを用いた酸化リチウム平板体系からのD-T中性子の角度依存漏洩スペクトルの測定値との比較により精度の検証を行い良い一致を得た。本報告書では計算法の概要とテスト計算の結果、およびコードの使用法について述べている。
鈴木 友雄; 石黒 幸雄; 松井 泰*
JAERI-M 9492, 30 Pages, 1981/05
核融合ブランケット内の中性子束の空間、角度、エネルギー分布を正確に求めるコードを開発するため、その原型として直接積分法により輸送方程式を解く一次元中性子輸送コードPALLAS-TSを作成した。弾性散乱と離散レベルにおける非弾性散乱でのエネルギーと散乱角の相関に関しては二重微分散乱カーネルを正しく求める手法を採用し、中性子束の空間、角度分布の計算では、群毎に中性子バランスによる再規格化をほどこしつつ反復法を用いた。非等方性を十分に取入れるには、現在の核データでは不充分であるが、とりあえず29核種120群の群定数ライブラリーを作成して用いた。Li-C4領域体系での計算結果をPNSにおける実験値とANISNによるP-S計算と比較した。直接積分法に多群理論を用いた初めての試みであり、Sn法に比べて計算時問が短い利点がある。本報告書では計算法の概要とテスト計算の結果およびコ-ドの使用法について述べている。
鈴木 友雄; 長谷川 明; 秋元 正幸; 宮本 喜晟; 桂木 学
JAERI 1247, 78 Pages, 1976/10
高速実験炉「常陽」の運転監視に必要な基本的な詳細データを提供できる計算プログラムを開発することを目的にして、詳細計算コードHONEYCOMB、FDCAL-2およびFATEC-3が作成された。HONEYCOMBは3次元六角格子体系を対象に、拡散モデルによる臨界計算を行う詳細核特性解析コードで、制御棒挿入深度予測と、熱水力コードへの入力する詳細熱出力分布も算出する。さらに燃料ピン毎の熱出力や燃焼の計算も可能である。FDCAL-2は炉容器内の下部プレナムから上部プレナムへ至る。すべての冷却材流路の流量配布を計算する。FATEC-3は指定された集合体(燃料、ブランケット)の内部で温度の詳細分布を計算し、安全性確認のための一つのデータであるホットスポット温度の算出も行う。これら三つのコードは連動してJOYPACシステム内の詳細計算サブシステムを形成して、第I部で述べられている簡易計算サブシステムで必要とする基本詳細データのファイルを作成する。本報告はこれらの計算手法を中心に述べている。
鈴木 友雄
JAERI-M 6677, 97 Pages, 1976/08
高速炉炉心の核特性、熱水力特性等の解析に必要とされる基本詳細データを提供できる計算プログラムを開発することを目的として、拡散モデルによる臨界計算と燃焼計算を、3次元六角格子体系を対象にしておこなう計算コードHONEYCOMBを開発した。制御棒挿入深度による臨海調整も可能とし、計算時間のかかる3次元計算を能率よく、かつ十分な精度で行うための工夫がなされた。例えば、周辺領域の中性子束の近似法、制御棒領域での中性子束の輸送モデルによる補正法、燃料ピン毎の詳細熱出力分布を短時間で求めるためのポテンシャル論の応用などである。本報告書はこれらの計算手法を中心に、コードの構造、3次元中性子束分布、随伴中性子束分布、線による発熱も考慮した3次元熱出力分布、燃料内各同位元素の密度分布の時間的変化の計算手法を述べ、コードの適用性評価のテストとして、メッシュ・サイズによる誤差の検討も含めてまとめたものである。
鈴木 友雄; 桂木 学
Journal of Nuclear Science and Technology, 13(7), p.348 - 357, 1976/07
被引用回数:2原子炉内に配列された燃料集合体あるいは外套部集合体の内部において、核分裂による熱出力の詳細な空間分布を、従来より短い計算機使用時間で求める方法が導かれる。均質な組成をもち、任意の凸閉曲線で囲まれた、平面上の領域において、拡散方程式が1群で解かれる。原子炉全体を扱う3次元臨界計算で前以て得られている粗いメッシュ毎の中性子束を用いて、この閉曲線上での境界条件を非斉次な形で与えると、この問題は振動方程式の境界値問題、すなわちディリクレまたはノイマン問題に帰着される。従って境界上に一重層あるいは二重層の仮想的な源の分布をおき、それによるポテンシャルの形で、2次元領域内の中性子束分布の表現が得られる。この方法を高速炉の六角集合体の格子領域に応用し、従来の階差法で微細メッシュを用いて解く場合とを比較し、得られる詳細出力分布の精度は同程度であり、計算効率は50~100倍程度に向上することが示される。
鈴木 友雄
Journal of Nuclear Science and Technology, 12(11), p.695 - 702, 1975/11
被引用回数:3拡散方程式の階差式解法による高速炉臨界計算において、粗いメッシュ分割でも、制御棒内とその周辺における中性子束の値を精度よく計算する簡便な方法が導かれる。2領域平板系での積分型輸送モデルにおいて、簡単な多項式で中性子束分布が近似され、その多項式の係数が変分法によって決定される。この2領域系の中性子束分布の近似輸送解から、制御棒内への正味中性子流を表す係数を数値的に求め、高速炉系の臨界計算における階差式の反復解法に先立って、拡散モデルの階差式の中の、制御棒内への中性子流入項を補正する。補正された拡散モデルによる臨界計算で得られた中性子束の値は、通常の輸送コードの結果に対比して充分精度がよく、しかも臨界計算における反復解法に要する計算機使用時間は補正前の拡散コードに比べて増加しない。