地下深部における岩盤の熱伝導率測定

In Situ Measurement of the Thermal Conductivity in Propylite Rock Mass

not registered; not registered; Araki, Kunio

地下深部における岩盤の熱伝導率を測定する手法として、ヒーター加熱による岩盤の温度上昇から熱伝導率を求める手法について述べたものである。変朽安山岩体内部で地表面下約90mの深さの坑道側壁に、水平・平行に6本のボーリング孔を壁面から2.5m~4.5mの深さに掘り、そのうち1本に電気ヒータを設置し開口部をセメントで埋めた。他の5本にはヒータ中心からの距離0.5~2.0mで熱電対11本を埋め込み開口部を全てセメントで塞いだ。47mm、長さ1mのヒータに、出力880Wで61日間通電し、周囲の岩盤の温度上昇を測定した。岩盤の熱伝導率は、岩盤が均質で無限大であり、熱伝導率は温度に依らず一定、という仮定のもとに定常計算により求められ、2.1W/m・ $^{circ}$ Cという値が得られた。この値はコアーサンプルの実験室での測定値1.5~1.6W/m・ $^{circ}$ Cと比較するとわずかに大きな値である。

no abstracts in English

使用言語	:	Japanese
報告書番号	:	JAERI-M 82-163
ページ数	:	47 Pages
発行年月	:	1982/11
特許データ	:
PDF	:	JAERI-M-82-163.pdf:1.57MB
論文URL	:	https://doi.org/10.11484/jaeri-m-82-163
キーワード	:	地下深部; 岩盤; 変朽安山岩; 坑道; 熱伝導率; 定常; コアーサンプル; ボーリング孔; ヒータ; 熱伝対
使用施設	:
広報プレスリリース	:
論文解説記事 (成果普及情報誌)	:
受委託・共同研究相手機関	:	三菱金属株式会社
他機関報告書番号	:

Access	:	- Accesses
Web of Science® Times Cited Count	:	被引用回数：評価・統計等のため最新の被引用回数を確認したい場合は、直接Web of Science®をご確認ください。 http://www.webofknowledge.com/wos
InCites™	:
Altmetrics	:

登録番号 : M19820163
抄録集掲載番号 :

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.