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海外留学報告書 HTR再処理オフガス中のクリプトン回収に関する研究および西ドイツ国における再処理オフガス中のクリプトンおよびヨウ素の回収技術開発の現状調査

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今 哲郎

Kon, Tetsuro

西ドイツ国のユーリッヒ原子力研究所へ留学した際の研究成果と収集した研究開発に関する技術情報を取りまとめたものである。第1部はHTR再処理バーナオフガス中のクリプトン回収用Pd触媒ヨウ素被毒効果に関する研究報告書である。模擬バーナオフガスCO2-CO-O2に,ヨウ素ジェネレータで発生させたヨウ素を約9$$sim$$19ppm添加し,触媒ベットの温度変化を測定することにより触媒の劣化程度を求めた。その結果Pd触媒性能は触媒ベットへのヨウ素の吸着により劣化すること。触媒ベット表面から劣化が開始し,次第にベット内部へ劣化が進展してゆくこと。上記のヨウ素濃度範囲では,ヨウ素濃度とヨウ素被毒によるベット温度減少値との間には直線的な比例関係があること。ヨウ素濃度10ppm以下で劣化させた触媒は一定時間の加熱空気通気により一部性能回復しうるが,ヨウ素濃度がそれ以上に増大すると性能回復は期待しえないことが確認された。今後,1-131によるトレーサテストが開始される予定である。第2部はユーリッヒ原子力研究所(KFA)の概要紹介と西ドイツ国における再処理オフガス中のクリプトンおよびヨウ素回収技術の研究開発の現状に関する調査報告書である。後者の開発現状調査ではWAK再処理工場におけるせん断・溶解時のクリプトン,ヨウ素,14CO2の発生モード,WAK再処理工場内のヨウ素分布,カールスルーエ原子力研究センター(KFK)におけるクリプトンおよびヨウ素回収技術開発の状況を紹介した。KFKにおける開発状況はパイロットプラント建設という点ではわが国とほぼ同一の開発ステージにあると言えるが,広範囲にわたる基礎試験とコールドパイロットプラント運転試験に裏付られた自主開発技術に立脚したものである。

no abstracts in English

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