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人工バリアシステムの設計研究(II), 概要

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本研究には、次の二つの内容が含まれている。第1部 TRU廃棄物処分システム(人工バリア)の設計研究第2部 地層条件の人工バリアの設計基準に与える影響の検討第1部では、動力炉・核燃料開発事業団殿から発生するTRU廃棄物を対象として、処分における人工バリアの役割と処分システムの基本概念を検討し、人工バリアシステムの性能評価手法の検討、設計基準の設定、性能評価計算の実施を通じて、設計研究を行った。その結果、・アスファルト固化体LA系は、浅地中処分、・アスファルト固化体MA系とプラスチック固化体は、施設透水係数が5x10/SUP-11m/sの深地中処分、・プルトニウム廃棄物は、施設透水係数が5x10/SUP-12m/sの準地層処分、という処分方式を採用することにより、安全に処分できる見通しが得られた。また、評価の過程において、TRU核種の地球化学的挙動を把握することが重要であるという点が、明らかにされた。第2部では、我が国で地層処分の研究対象となると思われる種々の地層について、地層の安定性や地層と地下水の物理的、化学的な特性を調査したが、1.「人工バリアシステムの設計研究(1)」で設計した人工バリアシステムは、かなり安全側のパラメータを用いて性能評価を行っている。2.我が国の地層や地下水の基礎データが不足している。ということにより、「人工バリアシステムの設計研究(1)」で設計した人工バリアシステムを積極的に変更すべきであるという結果は得られなかった。地層条件に応じた人工バリアシステムの性能評価研究を進めるためには、地層や地下水の基礎的データの取得に努めるとともに、完成度の高い地球化学コードを導入し、性能評価研究をより現実化することが望まれる。

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