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環境放射線の変動要因に関する研究(II)

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本調査は、環境における自然放射線のレベルとその分布を把握する上で、地域的変動の大きな要因となっている地質・岩質に着目し、地質・岩石と放射線レベルの関連性について調査したものである。昨年度は環境における自然放射線のレベルおよび放射線と地質との関係について文献サーベイを主眼に行った。本年度は六甲山周辺における環境放射線の測定を行い、その結果をもとに、カーボーン測定データの分析、線量評価システムの作成および各種測定器の比較校正等の関係についての考察を行うとともに、トンネル内の地質と放射線強度の解析を試みた。また北上地区の岩石と放射線に関する調査結果の検討およびデータ管理方法の検討も行った。なお、福井県衛生研究所による福井県地区での放射線量率と地質との関連および名古屋大学プラズマ研究所(現核融合研究所)の行った土岐地区調査の結果報告を得たので、付録として収録した。

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