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釜石鉱山における堀削影響領域の評価に関する研究(平成9年度)

Study on evaluation of excavation disturbed zone at Kamaishi Mine in 1997

玉井 昭雄*; 畑 浩二*; 田中 達也*; 堀田 政國*; 木下 直人*

Tamai, Akio*; Hata, Koji*; Tanaka, Tatsuya*; Horita, Masakuni*; Kinoshita, Naoto*

釜石原位置試験第2フェーズでは、釜石鉱山250mレベル坑道において、深部岩盤の掘削影響領域の評価に関する研究を実施している。この掘削影響試験では、250mレベル坑道において新規に坑道を掘削し、その坑道掘削に伴う掘削影響領域の特性や範囲、工法依存性等を把握するとともに掘削影響の発生メカニズムを理解するための研究を行っている。今年度は、昨年度実施した試験坑道掘削前・中・後の調査結果を基に、掘削影響領域と考えられる範囲内の力学的・水理学的な特性の変化を把握するための詳細調査を実施する。詳細調査は、(1)試験坑道周辺岩盤を対象とした調査、(2)調査用試錐孔における調査、(3)長期挙動調査に分類される。試験坑道周辺岩盤を対象とした調査では、弾性波屈折法調査、レーダー反射法調査を実施し、掘削損傷領域の特性について3次元的に把握した。計測坑道では床盤透水試験を実施し、掘削後の坑道周辺の水理特性について検討した。調査用試錐孔における調査として、試験坑道から掘削された新規の試錐孔を利用してP波検層、超音波パルス測定を実施した。また、新規試錐孔から得られる試験坑道周辺の岩石試料を用いて室内力学試験を実施した。長期挙動調査として、昨年度の試験坑道掘削中に計測を実施したAE計測、ジョイント変位計測、岩盤内変位計測、Pac-EX計による計測を実施し、試験坑道掘削後の岩盤の挙動を調査した。昨年度までに得られた試験結果を含めて、本試験サイトを対象とした不連続性岩盤の評価モデルの見直しを行い、不連続性岩盤のモデル化手法の適用性について検討した。最後に平成7年度から9年度までに実施したすべての調査・解析結果のとりまとめを実施するとともに、結晶質岩における掘削影響の発生メカニズム、その範囲と特性、工法依存性等の評価を行った。

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