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ボアホールテレビジョン装置によるDH-4号孔の岩盤割れ目の特性調査(0$$sim$$500m区間)

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亀和田 俊一*; 遠藤 努*

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本業務は、動力炉・核燃料開発事業団が実施している「深部地下水の流動に関する研究」の一環として、深部花崗岩に関する岩盤割れ目等の水理地質学的データの取得・整理・解析を目的に、ボアホールテレビジョン装置による孔内壁面観察を実施したものである。観察作業は岐阜県土岐市泉町河合に位置するDH-4号孔を対象に実施し、取得された割れ目データ等の取得、整理・解析作業を行い、岩盤中に発達する割れ目の分布特性、方向性等について検討を加えた。この結果、以下のことが分かった。1)本孔では、大局的には全体に割れ目が発達した岩盤からなり、深度372mを境に、大きく、これ以浅の開口性割れ目岩盤と、これ以深の非開口性割れ目岩盤に2分することができる。さらに、開口性割れ目岩盤は開口量分布の傾向から4区分することができる。2)割れ目の方向は、全区間にわたって水平面に近い割れ目の発達が支配的であるが、このほかにN67E27N、N12W72EW、N73E66Sに集中する、相互にほぼ直交する割れ目群が発達している。3)本孔には破砕滞が発達し、その方向は、N39$$sim$$53W36$$sim$$59SW方向、N68$$sim$$83W72$$sim$$73S方向、N40$$sim$$70E35$$sim$$78NW方向におおむね3分されるような傾向を示す。4)ボーリング方向と各割れ目群のなす角をもとに、遭遇率の補正を行うと、全区間(495m)における、計測された割れ目密度=4.2本/mに対して、遭遇率補正後の値は、6.8本/mとなる。

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