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土岐花崗岩を対象としたAE法のカイザー効果時間依存性の調査

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田仲 正弘*; 三浦 玲子*

Tanaka, Masahiro*; not registered

地山の初期地圧を測定する一手法であるAE法は、応力履歴を受けた岩石に再度載荷を行うと、先に受けた応力に達するまでAEがほとんど発生しないというカイザー効果を利用したものである。このAE法においては、現地で岩石コアを採取してから地圧測定のための一軸圧縮試験を行うまでに時間の経過が生じる。この時間経過がAE法による測定精度に大きな影響を及ぼすという指摘がある。そこで、土岐花崗岩を対象としてカイザー効果の時間依存性を調べるために、岩石供試体に繰返し載荷で被り圧の2倍の応力(25MPa)を人工的に記憶させ、繰り返し載荷から1,5,10,20,53日経過後にAE法により先行応力を推定した。その結果、いずれの場合においても先行応力値の2.5%程度の誤差範囲内で比較的精度良く測定された。したがって、土岐花崗岩においては、先行応力を与えてから53日後まではカイザー効果が時間に依存しないことがわかった。

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