検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

東濃鉱山及び正馬川・柄石川流域の湧水点踏査確認業務

None

中司 龍明*; 豊島 賢治*; 池田 雅俊*

not registered; not registered; not registered

本業務は、核燃料サイクル開発機構東濃地科学センターが東濃鉱山流域, 正馬川流域, 柄石川流域の3流域で行っている水収支観測による降雨の地下への浸透量算出(水収支法)において、浸透量算出値の精度を規制する地下貯留量変化を把握し、地下水浸透流解析を実施する際の上部境界条件の1つとなる地下水位面のデータを面的に把握するため、渇水期(冬季)における湧水点を確認したものである。本報告書では、渇水期(冬季)における湧水地点の資料の作成することで、既存の地下水位観測データと湧水確認地点標高、既存の地質図と湧水確認地点からそれぞれ相互の整合性を確認できた。これにより水位観測データの信頼性評価や表層付近の地質分布と湧水機構の関連性評価、ひいては水理調査における初期段階での地質踏査の重要性について整理している。結果として、地質踏査および湧水点確認踏査を詳細に行うことにより、観測孔を掘削しなくても、ある程度は自由地下水位面を把握でき、浸透量算出(水収支法)の精度に影響する上、信頼性を上げられることが見いだせた。最後に、地質踏査、湧水点踏査などは、概査、精査など目的に応じて内容を区分して整理することで、地質、地下水位相互の整合性を確認でき、今後、各調査対象地において比較的安価に地質概況、地表近くの水理状況を把握できる有効な手段の一つであると確認できた。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.