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Pulsed Magnetic Welding 装置の調査報告

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鹿倉 栄*; 飛田 典幸; 関 正之; 蔦木 浩一 ; 横内 洋二*

Shikakura, Sakae*; Tobita, Noriyuki; Seki, Masayuki; Tsutagi, Koichi; not registered

将来の商業規模MOX燃料要素の製造,あるいは,新被覆管材料への適用を図り,高品質低コスト燃料要素を製造するために,従来より採用されているTIG溶接法以外の溶接法について,その可能性を把握する。 (方法) 各国で燃料要素加工に採用している溶接法の調査結果から最も有望とされているPulsedMagnetic Welding(以下PMWと称す)法の文献調査を行うとともに,昭和62年10月に開かれた日米専門家会議においてPMW法による試験片の製作を依頼した。製作された試験片を用い各種試験検査を行い,溶接特性を評価した。 (結果) 文献の調査結果では,PMW装置の原理,構造,溶接性及び検査方法についての概略を把握することができた。 試験片を検査した結果,接合部の断面は波状になり固体圧接法特有の現象が観察された。 また,機械的強度については,TIG溶接法と同等の強度を示した。 (結論) 今回調査したPMW装置は,今後新材料の開発に伴い,TIG溶接法で溶接不可能な材料が採用された場合,また,製造工程の簡略化による製造コストの低減化を推進する場合等には特に魅力的な溶接方法である。 しかし,わが国においても本装置は開発段階にあり,実用化には期間が必要である。また,燃料要素の実機製造法として採用するには,更に十分な開発を行う必要がある。

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