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核燃料施設内気流解析結果集

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江花 稔; 遠藤 邦明 

Ebana, Minoru; not registered

プルトニウム燃料取扱施設内等の空気中における放射性物質の挙動を精度良く評価できるシステムを整備し、空気汚染発生時の放射線モニタリングの最適手法や新増設施設における放射線管理設備設計等に反映し、放射線安全評価の向上に資することを目的として「放射性物質の閉じ込めに関する研究」を行っている。このうち、施設内における空気流線解析及び粒子挙動解析を計算コードを用いて行った。本報告は平成3年度に行った解析結果を基に解析体系の見直しを行い、より現実に近い解析体系による解析を行った結果をとりまとめたものである。得られた知見は次のとおりである。(1)解析体系にグレーチングをモデル化したことにより、z方向に気流が制約され、またいくつかの渦の形成についても減少する結果となった。(2)放射性物質漏洩時の空気サンプリング位置における濃度推移は、グローブボックスのみをモデル化した解析と同様の傾向を示した。ただし、制御盤及びグレーチングを追加した計算体系では、濃度のピーク値が低くなった。(3)室内全域への拡散に対し、漏洩位置近傍の空気流線の寄与が大きく、解析体系の違いにより、同じ漏洩位置でも拡散時間に大きな差が生じた。(4)今回の解析例では、モニタの最適配置は旧体系、新体系の違いはほとんどなかった。今後、さらに種々の解析を行い、解析体系の最適化を図る必要がある。(5)モニタ設置位置は風下側に設置すればよいのではなく、室内全域の空気の流れを念頭において設計する必要がある。(6)その他、空気流線の分布、放射性物質濃度の分布、空気サンプリング位置における濃度推移については、グローブボックスのみをモデル化した解析と同様のパターンであった。

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