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圧縮ベントナイト間隙水のpH測定,2; 雰囲気制御下における樹脂埋め込み測定

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小田 治恵  ; 磯貝 武司*; 佐藤 光吉*; 柴田 雅博 

Oda, Chie; Isogai, Takeshi*; Sato, Mitsuyoshi*; Shibata, Masahiro

飽和圧密状態におけるベントナイト中の間隙水のpHを測定するために、pH指示薬を含浸させた吸着剤粒子(樹脂)を用いた新たな手法を考案した。この手法では、樹脂を透析用セルロース($$alpha$$-セルロース)からなる保護シートで挟むようにして圧密ベントナイト(クニゲルV1)中に埋め込み、試験溶液に浸漬させたときの樹脂の呈色状態によって間隙水のpHを測定する。低酸素濃度雰囲気下における圧密ベントナイト中の間隙水のpHを測定したところ、pHは非圧密状態のベントナイト平衡液よりも低く、乾燥密度が高い程低くなること、ベントナイトカラム浸漬溶液の溶液組成に依存すること、さらに、経時変化を伴うことが確認された。【含水期間4週間、試験期間50日後の測定結果】乾燥密度1.8[g/cm3]浸漬溶液組成(初期)0.35M-NaCl(pH9に調整)pH測定値7.0$$sim$$8.0乾燥密度1.6[g/cm3]浸漬溶液組成(初期)0.35M-NaCl(pH9に調整)pH測定値7.5$$sim$$8.5乾燥密度1.8[g/cm3]浸漬溶液組成(初期)蒸留水(pH9に調整)pH測定値7.5$$sim$$8.5乾燥密度1.6[g/cm3]浸漬溶液組成(初期)蒸留水(pH9に調整)pH測定値8.0$$sim$$8.9また、樹脂を取り出した後、ろ紙を挟みこみ、再度圧縮することによって染み込んだ間隙水の成分を分析することによって、間隙水中のおよその元素濃度を推定できることを示した。

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