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電解法による白金族元素分離試験(3)電解分離による物質収支及び基礎試験のまとめ

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須藤 収; 河村 和廣; 水庭 直樹

not registered; Kawamura, Kazuhiro; not registered

再処理工程より発生する高レベル放射性廃液中には、U,Puの核分裂生成物として様々な元素が存在し、白金族元素のRu,Pd,Rhも分裂生成物として存在している。この高レベル放射性廃液を廃棄体化(ガラス固化)する際に、一定量以上の白金族元素は酸化物または金属の微粒子としてガラス中に析出する傾向を示し、析出量によっては溶融炉の安定運転に影響を及ぼす場合がある。本報告書では白金族元素の析出影響に対し、あらかじめ高レベル放射性廃液中から分離する手法として、電解法を用いた白金族元素の分離性等に関する基礎検討を行った結果の概要をまとめた。 電解法による分離方法としてPdは電解還元法、Ruは電解酸化法の適用検討を行った。それぞれ電解温度、電解電位、電流密度、処理液量に対する電極面積比(比液量)等の条件に対しそれぞれの一定の傾向を示す事を確認できた。またRuの酸化還元においてはRuO4の形態で廃液中から揮発することを示唆する結果が得られ、同族のPdがRuの揮発を促進させるCe4+の生成を妨害しその存在濃度が分離に影響を及ぼすことを確認した。Pdの電解還元法ではPdの析出物中にTe,Ru,Rhが存在し電解電位によりその量が変化する事を確認した。本検討結果を基に、ガラス固化技術開発施設(TVF)への電解法による白金族分離技術の適用を検討しプロセスフローを示した。

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